微笑みの瞑想「ああ、いい気持だな」 | 癒快堂・ヒーリングセンター

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 お気に入りの太極拳の本に、套路をやると、気持ちよさが一日中残っているようなことが書かれています。かくありたいと思い、リラックして気持ちよさを感じるように套路練習をしているのですが、なかなか・・・です。私の専門とする操体法でも気持ちよさを指針としており、『気持ちよさ』が私にとってメインテーマとなっています。

 

 

 

 

 気持ちよさが一日中残るという太極拳の老師のお話により、ふと思い出したものがありました。

  微笑みの瞑想といって、ただ息を吐く度ごとに「ああ、いい気持だな」と心の中で2~3分唱えるというものです。昔まだ秘密のベールに包まれていた野口整体について(今でも?)、何冊も本を書かれた岡島先生の古い御著書に書かれていた方法です。

からだに痛いところがあっても不快感があっても、あるいはいやなことを想い出したりしても、とにかく吐く息の度ごとに「ああ、いい気持ち」を繰り返すんです。

 これは「微笑みの瞑想」と呼ばれる方法です。これをやると本当に人相が良くなる。そしてどんなことに対しても微笑むことができるようになるんです。どんなことのなかにも善い面、気持ちのいい面、光りの面、素晴らしさ、美しさといったものが感じ取れるゆとりができてきます。

岡島瑞徳 『カナメの腰がイカレたら』

 この瞑想ができてきますと、どんなイヤな人と話をしなければならない場合でも、「ああ、いい気持ち」とやっているうちに、その人のいいところが見えてきたりします。少なくとも、そういうことで疲れることがなくなります。また疲れている時、病んでいる時、この瞑想を実践すれば、疲れも病いもすべて自然の営みとして喜びとともに受け入れる気持ちが湧いてきて、疲れの快感、病いが外へ出ることの気持ちよさで、本当に元気になってしまいます。

岡島瑞徳 『仕事が楽しめるからだ』

 

 普通は、お風呂に入ったり、マッサージを受けると感じるように、からだが緩みリラックスすると気持ちよさを感じるものです。それとは反対に気持ちよさを感じることで、身心ともに緩んで緊張がとれ、晴れやかに健康になるのではと思います。

 

 常住坐臥、マントラを唱えるように息を吐く度ごとに「ああ、いい気持だな」を唱えていれば、気持ちよさが一日中、感じられないものかと、太極拳未熟な私は姑息に考えました。