胃熱を冷まし過食を抑える ツボ(内庭)への置き鍼 | 癒快堂・ヒーリングセンター

癒快堂・ヒーリングセンター

丸亀駅徒歩2分の鍼灸治療院・健康茶工房・セラピールーム

 先日、経絡治療系の鍼の勉強会が終わり、ラーメン屋で軽くメシを食べることになりました。私以外は普通にラーメンを頼んでいましたが、私だけラーメン大盛にして半チャーハンも頼みました。

 「食欲が止まらないんですよね~。胃熱が強いんでしょうね」みたいな鍼灸師的会話をしていて、先生に「どうしたら胃熱が抑えられるんでしょうか?氷でも噛んで胃を冷やしたらいいですか?」と尋ねると、「そんなことしたら、余計、冷まされまいとして胃熱が強くなりますよ」と。じゃぁ「どうしたら胃熱を下げられますか」と私。先生はまだ、そんなことも分からないのかと呆れながらも「内庭に鍼打てばいいじゃないですか」と教えて頂きました。

内庭  要穴:胃経の栄水穴

    穴性:清胃腸湿熱、理気鎮痛

    部位:足背、第2・第3中足指節関節間、みずかきの後縁、赤白肉際

『ツボ単』(株)NTSより

 いと情けなし。胃経の水穴である内庭は、水穴=冷やす作用のあるツボなので胃熱が冷まされることで過食を抑えるという基礎的な理屈です。ここで私はこの内庭に置き鍼であるパイオネックスを貼って刺激を入れておけば、自然と過食が抑えられるのではと考えました。ラーメン屋から帰ってすぐに内庭にパイオネックスを貼ってから今のところ、ドカ食いが以前よりは抑えられている気がします。

 過度な食欲を、最小限の努力で抑える方法として優れものだと思います。耳バリでダイエットなども有名ですが、耳たぶに置き鍼など貼っていると結構目立つので、人知れずダイエットを狙うのにも良いかも知れません。

 過食の気になる方は、足の人差指と中指の間の水かき部分で押して一番痛いところに、なにかしら刺激が入ればよいので、マグネット粒みたいなものを突起物として貼ってみてはいかかでしょうか?

 なおパイオネックスは極短いとはいえ鍼なので基本的に鍼灸師しか扱えませんが、鍼のかわりに突起のみのものも下記のようにあります。