1枚につき99円――。裏モノDVDを格安で販売したグループがお縄になった。
わいせつ電磁的記録記録媒体頒布などの疑いで14日までに警視庁に逮捕されたのは、無職・伊戸川敏史容疑者(48)ら男4人。東京・東池袋にあるマンションの一室にマスターディスク約6万枚を保管し、注文を受けてから複製、販売していたという。
「伊戸川らは2年前からダビング用の機器75台を用意し、17つの通販サイトを開設。100枚買えば1枚につき99円という格安価格で販売し、昨年の夏ご
ろから10カ月の間に2億円を荒稼ぎしていた。手広くやりすぎたせいで、警視庁のサイバーパトロール班に発見された」(捜査事情通)
単純計算でも10カ月で200万枚の売り上げだ。アダルトDVDが売れない時代に相当な稼ぎっぷりだが、それにしても安すぎないか。
「ネットに押され、裏モノDVDは15年前の1枚3000円から現在は980円と値が下がり続けている。薄利多
売が基本とはいえ、さすがに99円は破格。だからこそ客もついたのでしょう。まあ、50枚1000円程度の中国製の録画用ディスクを使えば、ギリギリ利益
は出ると思います」(風俗ライターの蛯名泰造氏)
さらに最近はネット上の取り締まりが厳しくなって無料アダルト動画が減り、格安の裏モノDVDの需要は高まってきているという。
「逮捕覚悟で裏モノを販売して荒稼ぎを狙う“特攻隊”と呼ばれる人が増えています。裏モノでもロリコンや盗撮は警察の目が厳しいぶん、需要が多い。やれば
確実に稼げる上、逮捕されても執行猶予がつくことが多い。今後もこういった格安裏モノを販売するヤカラは増えていくと思います」(蛯名泰造氏)
違法業者と警察のイタチごっこが続きそうだ。
参考URL:http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/159835
#個人がネット上で量産型を捌く事でも一時期は利益を上げられたが、近年は営利上での規制が厳しくなり販売市場も狭まると、その市場を確保するネット上での闇市を確保できる組織に頼らざるを得ない。振り込め詐欺の組織と同じく、捕まえられるのは金銭受け取りの最末端部分で、これからの芋づるを捕まえられないという事は、同じ構図のテロ組織に対しても同じ事が言える。法的な不整備であれ、実際の情報の無さであれ、集めた金が流れた後にしんがり残党の実行部隊を逮捕しても全く意味が無いからだ。
国産プラチナ系御三家の資金が米国内で押えられる等、古参の任侠が徐々に疲弊してく中、その間隙を縫って爆侵してくるのが、そもそも本国及び香港等においてはコピー市場がお家芸のチャイニーズ系だ。恫喝や脅し、そして威喝が売り物だった日本の任侠文化と異なり、問答無用で実利と行動を実行する彼らは、元々資本主義の原理が良く馴染むのかも知れない。
鎌倉時代、鏑矢を放ち「やあやあ我こそは!」と言う儀式を重んじた武士をなぶり殺しのリンチにして、戦法の改革を促した外圧の様に、これからの日本企業にも「義」よりも「実」を重んじる風潮が求められていくのかも知れない。