もしもしもしもし~
いつもどおりに軽いなぁ
東京で暮らす26歳ひとり息子からの電話
『あれ?ごめん。寝てた~?』
「起きたよ…うたた寝から」
時計を見れば23:30
こんな遅くに電話をかけてくることも珍しい
…緊急事態発生か?
…何か悪いニュースか…
…なに?なに?なに?
一瞬で
寝ぼけた頭の中がマイナス思考で埋め尽くされ
…こ、怖い
「こんな時間にどした?
何かあった?」
『まだLINEの返事
してなかったなぁって思って』
・・・・・
「してなかったなぁってじゃないよぉ
んだよぉっ…
こんな時間に電話来たら
なんかあったかと思うじゃん
心臓に悪いからLINEでいいよ」
『今彼女とご飯食べてサウナ寄って帰り道
暇だったし
LINE打つより電話の方が早いわ
って思って』
帰り道の暇つぶし=実家への電話TIME
…まぁいいけど時間を考えろっつ-の…
心臓に悪い…
“帰省中の予定を連絡せよ”
って金曜日の昼間にLINEしておいたのに
既読はついたものの
返事はまだ返ってきてなかった
今回の帰省では
じいちゃんばあちゃんの携帯の機種変を
全面的にバックアップするという
我が家のモバイル大臣としての
重責を担っている…なんつって…
…なんせそれ系に疎いあたしたち夫婦↓…
…前回のモバイル大臣としての任務↓…
モバイル大臣としての時間だけは
確保していたものの
息子の帰省時恒例
じいちゃんばあちゃんとあたしの弟
そしてあたしたち家族の6人でのご飯会
…って言ってもみんなで集まって
賑やかにご飯を食べるだけなんだけど…
こっちの予定が定まっていなかった
なんせ…リビングの隅に
がばっっと開いたままのトランクを見て
息子の帰省が現実だと確認するくらい
帰って来ても地元の仲間との遊びに忙しく
…家にいない
そういえば…
息子が小学生の頃
息子は小学校からあたしの実家へ帰って
あたしが仕事帰りに
実家へ息子を迎えに行くことで
学童にはお世話にならなかった
そのころあたしの母が
『ただいまぁって元気な声が聞こえて
続けて行ってきますって言うじゃない
あわてて玄関に見に行くと
ランドセルだけ置いてあるのよ
おやつくらい食べてから
遊びに行けばいいのに…』
ってあきれてたのを思い出した
26歳になっても
小学生のころと変わってないわ
ってちょっとふふっとする
夜中、息子からの暇つぶし電話で
すっかり目が覚めてしまったアラフィフ
連休2日目の夜