第9章を読んで、
私が受け取ったことを一言にまとめると、
兄弟ゲンカは黙って見て見ぬふりをしろ
(怪我をする危険のない限り)
本書にはこうあります。
兄弟ゲンカというものは、親が不在の時にはゼッタイにしないもので、
いわば親への一種の甘えが、無意識的に隠されているものなのです。
ですからつかず離れずの態度で、冷静かつ賢明な傍観的態度をとる他ないものなのです。
無下にどちらか一方ないし双方を叱りつけるなどという事は、
母親としては甚だ気の利かぬ無粋な態度というべきでしょう。
ー引用「家庭教育21カ条」
なるほど。
私はこの本を読む前から、姉弟のケンカは見て見ぬ振りをしてきた。
もちろん、森先生が言うような確固たる根拠があったわけじゃない。
私の考えとしては、
どちらにも言い分があるだろうし、
子どものケンカは親が介入するまでもないし、
そのうち終わるだろうし
といったところ。
もちろん手が出始めたら止めます。
ただ、一つ困っていたことがあった。
それは、言いつけにくることだ。
「お姉ちゃんが〜きた」
「○○君が〜してきた」
そうすると、見て見ぬフリが難しくなる。
両者に事実確認をするのですが、そうなると泥沼。
どっちもどっちなので成敗できず(あまりしたくないし)、
「お互い様だよね」に着地することが多い。
これでいいのでしょうか、森先生?笑
ちょうど今日、
息子が通う風の谷幼稚園の親園会で、先生から似たような話しがあった。
「○○ちゃんが〜してきた」
と言いつけに来る子がいます。
そういう時は、
「それで、あなたはどう思ったの?」
「自分が思ったことを、その子に伝えてみたら?」
と話すと、自分でちゃんと伝えに行くんです。
今度、我が家でも言いつけがあったら、
こんな風に対応してみてみようと思っています!
本書には、兄弟ゲンカは親の甘えへの一種とあって、
私の愛情が足りていないのか、、、と落ち込みましたが、
ここで朗報!!!
どんなに立派な家庭でも兄弟ゲンカが無い家だけはないそうですよ。
だから、どうやったら兄弟ゲンカが無くなるかを考えすぎるのは止めようと思います。
次、兄弟ゲンカが始まったら
「精が出るわね〜勉強もその調整でお願いしますよ〜」と笑顔で通り過ぎる聡明な母を演じるぞ!
そうそう、
兄弟の比較、まわりの子との比較、どちらか一方だけの肩を持つことは厳禁とのことです。
そしてこの章の最後には、母親の忍耐についても書いていました。
子どもをしっかり育てるには、まずは母親がしっかりしなければならない。
そのためにすべき具体的なことが8個書かれていました。
長くなるので、具体的な事は別の記事で書きますね。
子育てのこととなると、
子どもをどうするか?子どもに何をするか?と考えがちだけど、
母親が自分をどうするか?が本当は先なんだ。
子どもは母親の鏡なのかもしれない。
きっとそうだ。
そういえば、風の谷幼稚園の園長先生も言ってたな。
「子どもを見てればお母さんのことも大体分かりますよ」と。
(嫌味な感じじゃなくてね!)
例え子どもであっても相手を変えることはできない。
いつだって変えられるのは自分で、相手が変わるは自分が変わったことでの余波なんだ。