自信がない人にこそ、教える仕事がおすすめな理由①の続きです。
教える仕事を続けてきて、2,500人以上を対面で直接教えた経験から思うこと。
やっぱり自信がない人にこそ、教えることを仕事にしてほしいと思っています。
今日はその第2弾
自信がないからこそ、過剰に自分にも相手にも期待しないから
子どもたちに教える仕事は20年以上続けていますが
「この授業上手くいった!」
と思うのは、3回しかありません。
子どもたちの目と表情がパッと変わり
「あ、この子たち、分かってくれた!」
と手ごたえもあり、翌週の小テストの結果も伴ったので、とても印象に残っています。
でも、2,500名超を対面で教えてきて、20年以上頑張ってきて、たったの3回です。
上手くいった3回の裏で、子どもが見えなくて(=何考えているか分からなくて)、上手く教えられなくて、泣いた回数は1000回以上です。
そんな中で、1つだけ確信を持てていたこと。
私は生まれながらに優秀なタイプではないから、分からない気持ちが分かる。
これって裏を返せば
自分の専門分野で言語化できる
ということ。
教育の世界に「五者の精神」という言葉があります。
教師は
・学者
・医者
・役者
・易者
・芸者
であれというものです。
私は大学で教育を専攻していましたが
「易者=占い師だけど、水晶玉で占うんじゃなくて、子どもたちの不安を取り除いて、よりよい選択をできるよう導くのが易者の力だよ」
と習いました。
もちろん、教え手として相手を導くときには、安心感を演出することも大切です。
教師は役者でもあり、芸者でもありますから。
でも、自信満々、生まれながらに優秀、ナチュラルに感覚的にできてしまう…そんな先生には、きっと学習者の不安は分からないですよね。
「自信がない」から、あなたは生徒の不安が分かる
自信ない人だから生かせる強みを大切にして、準備を入念に行って教える教師・講師が増えてほしいと思っています。
もしあなたが「教える」仕事に興味があるなら、ぜひ一歩踏み出してみてくださいね。
今回も長くなってしまったので、続きは『自信がない人にこそ、教える仕事がおすすめな理由③』で。
おやすみなさい。