親子の間で、時間は流れるけど、空間がない。

 

これは、

 

『親の思い通りにならない』関係。

 

親とは縁が薄い子、と考えます。

 

 

わたしは家出で済みましたけど、

 

王様の世継ぎ問題などは大変だったでしょうね。

 

その後の人生が天と地ほど違うのですから、

 

母はなんとしても、わが子を王座に!

 

強く思ったはずです。

 

でも、あくまでも算命学で見ると、

 

親の天冲殺に生まれた子は、

 

親が望めば望むほど、

 

王座に座れないなんらかの運命

 

もしくは、

 

座ったら、過酷な運命、短命など、

 

そういう流れになると考えられます。

 

 

例えばこの二択なら、

 

王様になれない方が良いんじゃない?

 

母の思い通りの生き方しないほうがいいんじゃない?

 

 

そう、これが実は算命でお勧めされてる

 

親の天冲殺に生まれた親子の関係の在り方です。

 

 

家業を継がない

 

親と同じ職業にはつかない

 

自分は自分で道を拓く

 

早く自立する

(親元を早く出る

 大学は地方、入寮、留学など)

 

親は、自分を子供に押し付けない

 

子は自分とは違う人間と認識し、

 

精神的に距離を持つ

 

わが子であって、わが子にあらず。

 

『この子は、天からの授かりもの。

 

 この子の個性、生き方、

 

 考え方を尊重し

 

 社会にお返しする

 

という感覚をもつこと。

 

 

最後は、なかなか難しい。

 

親から見て、わが子を理解できないわけだから、

 

それは、不安になりますよね。

 

親が思う『普通』を

 

より、押し付けて強いがちになるかもしれませんね。

 

 

でもね。

 

みんなそうだけれど、特にこの子は、

 

親のために生まれた子、ではなく

 

『社会』のために生まれた子、

 

という使命を持っているということを

 

意識した方が良い。

 

 

 

親の思い通りにしようと思うと、

 

お互いが、非常に苦しい状態になる関係です。

 

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これを学んだ時例に出された一つが、

 

小林麻央さんです。

 

あんなピュアな美しさを持つ人って、

 

美形ぞろいの芸能界でもなかなかいないですね。

 

彼女の日干は、『お花』です。

 

ピッタリです。

 

 

お二人は麻央さんの天冲殺でご結婚。

 

結果が『思い描いたようにはならない』となります。

 

 

麻央さんの天冲殺に長女誕生。

 

麻央さんと長女とのご縁は薄いとなります。

 

 

團十郎さん(当時の海老蔵さん)の

 

天冲殺に長男が誕生されています。

 

算命学のこの法則から行くと、

 

長男は、成田屋の跡継ぎは難しいとなります。

 

幼さはあるとはいえ、成田屋継げるだろうか、と

 

思うような弱弱しさがあったように感じます。

 

 

しかし、彼が生まれた年。

 

なんという運命なんだろうか、

 

と思う現象が出ます。

 

 

長男が生まれた年は

 

團十郎さんの配偶者冲殺です。

 

團十郎さんの運が、麻央さんに移動する

 

冲殺の消化先が妻になる

 

と言う現象が起こる年。

 

 

本来、成田屋を継承しない宿命の長男が

 

麻央さんが亡くなることで、

 

成田屋を継ぐ

 

という運命に転じます。

 

 

麻央さんが、その命をもって

 

お嬢さん、息子さん、

 

そして成田屋を守った・・

 

ということは、ご主人を守った、

 

ということになります。

 

 

また、麻央さんが亡くなった日を見ると

 

ご主人とお子さん二人の『禍』をもって

 

旅立たれたということもわかります。

 

 

麻央さんとご家族の命式を見ると、

 

大切な人たち、そして成田屋を

 

守る使命を持って生まれたのか

 

團十郎さんと出逢って、

 

スイッチが切り替わったのか、

 

とても切ない思いになります。

 

 

麻央さんが守った、ご長男。

 

名門成田屋の名を背負って

 

いかれるのだと思います。

 

 

算命学では、一人の命式をみても

 

鑑定は成り立ちません。

 

どんな人と出逢い、どんな選択をしたか。

 

一概に、天冲殺の時に生まれたから、

 

『ダメ』なのでは決してなく、

 

距離の取り方、育て方の一案として、

 

頭に留めておくといいよという

 

生き方の『取扱説明書』です。