先日、親しいオジサンに「私、全くモテない」という相談をしたら、一言こう言われたんです。


「お前に魅力がないからやで」


この発言をした人はMacBookの上で爪を切り、まるで二つ折りのチラシの上で爪を切ったかの如く、"トントン"と切った爪をゴミ箱に捨てるオジサンで、デートではカレーをガツガツ食べる人なのでまあまあ変わった人なんですけど、私は20歳の頃からずっとこの人の言葉を頼りにしてきたんです。お気づきの通り、デリカシーは「ゼロ」あるいは「マイナス」に位置する人なんですけど、いつも本当のことを言ってくれるから私にとってこの人の言葉はとても大切なものなんです。


しかし、「お前に魅力がないからだよ!」という一言はさすがに食らうもんがありまして。さらに続けて「全部変えろ!髪型、髪色、生活習慣、体型etc...お前が全部変えて本当に魅力のある人間になればいいだけのこと。そうすれば本当に見える景色が変わる。人の自分に対する態度も変わる。お前が変われば全てが変わる。あ、一応、言っておくけど、整形をするとかは違うかもな。もちろんアレも努力なんだけど、もっと継続する努力がお前には必要やで。」と言われたんです。この言葉のなにがキツイって全て本当のことなんですよ。


だけどね、MacBookの上で爪を切るオジサンにそんなことを言われても、こっちにも反抗心ってもんがありますから「いや、別にそこまでしてモテなくてもいい」って言い返してやったんです。てかMacBookの上で爪切んなよと。


そしたら、「まあ、別にいいならいいけど、お前はそうやって生きていくんやろな。やり遂げたいことの壁の高さを前にするとすぐに逃げようとする。」とまた本当のことを言われたわけですよ。


図星すぎるがあまり、最終的には「その通りです!今すぐ変わります!」と言って惨敗を認めたわけなんですけど、23歳から何を変えたらいいのか呆然としてる自分がいました。たしかに私は私が理想とする人間には全くなれていないものの、なにを変えたらいいのだろうか。なにから変えたらいいのだろうか。


鏡を見つめて悩み抜いた結果、まず次の日にホワイトニングに行ったわけです。まあちなみに明日はダーマペンとネイルサロンの予約をしたんですけど、ひとまずホワイトニングの予約が空いてたので、ホワイトニングから始めることにしたんです。


初めて行くお店だったんですけど、そこは外苑前にあるクリニックで、8分×3回の照射で2980円という他のクリニックの13近い値段だったんです。


でね、店に着いたらまず店員がインド人とネパール人の男なんですよ。正直、店間違えたかと思いましたよ。しかし、彼らの歯がめっちゃ綺麗なので「ここは信用できるな」と確信したわけなんですけど、ネパール人の店主が開口一番に「妹尾ユウカ知ってますよ!」と私に話しかけてきたんです。


私、昔にインド料理屋でバイトしていたことがあったので、当然、その時のご縁かと思っていたら、続けて彼はこう言ったんです。


「元カノが妹尾ユウカのファンでした!コメントに返信もらって喜んでましたよ!」


嬉しさの反面、なぜコイツはさっきから私を「妹尾ユウカ」とフルネームで呼び捨てにしてくるのか。それだけは気になりましたが、まあ安易に気分が良くなってしまい、当然、8分×3回の2980円コースではなく、16分×2回の4980円の一番いいコースに変更してしまいましたよね。


で、実際めっちゃ歯が白くなったんですよ。もうネパール人店主に抱きついて、踊り出そうかと思うほど。



ちなみに施術中ずっと、私はこんな顔をしながら店主と「六本木のあのクラブは今営業停止中だ」とか「ワンオークはもう潰れた」とか「ジュマンジは今もあるのか?」といった話で盛り上がってしまいました。クラブの名前を久々に聞いて、やはり踊りだそうかと思いましたよ。


そんな話はさておき、施術前はS20番だった私の歯の色がなんとS8番まで一気にトーンアップしたんです。




横にいたインド人もビックリですよ。店主はしてやったりな顔をしていました。


帰り際に店主が「良かったら写真1枚いいですか?」と急に丁寧に尋ねてくれたので「もちろん!撮ろう!元カノに送ろうじゃないかブラザー!」と撮影した写真がこちら。



おい、元カノ!ちゃんと見てるか〜?

てか、店主テイッ!してる...


そんなわけで私の改造計画1日目は楽しい店員さんに囲まれて、無事に終えることとなりました。都内近郊にお住まいの方はぜひ一度足を運んでみてください。歯が白くなることに加えて、とても陽気であたたかい空気に触れることができます。


ちなみに店主が「ホワイトニングって実はホットペッパーからも予約できるんですよ!知らなかったですよね?」とドヤ顔で熱弁しておりました。


外苑前駅から徒歩5分🚶‍♀️



〜妹尾ユウカの改造計画はまだまだ続く〜