21時にはベッドに入るから、遅くても朝6時には目が覚める。


昔に読んだ、ベンジャミン・フランクリンの「早寝早起きは、人を健康、富裕、賢明にする。」という言葉の意味が、今になってようやく分かった気がしている。


「早起きは三文の徳?早起きしても、三文(90円程度)しか貰えないなら1000円払ってでも昼まで寝てやるわ。」と言っていた19歳の頃の自分を引っ叩いてやりたいほどに。



コップ一杯の水を飲んで、ベッドの中で30分ほど好きな本を読む。

最近は、広告コピーの本と短編小説を交互に読んでいる。


7時頃、目を覚ました旦那さんと朝の散歩に出かける。同じ道を女友達のようにペチャクチャお喋りしながら歩く日もあれば、特になにも話さず歩く日もある。


家に戻り、テレビをつけてニュースを見ながら、フルーツとヨーグルトと豆乳をミキサーにかける。何年も使っているのに、ミキサーの音には未だに慣れない。



9時過ぎには、母と朝食を食べに出かける。


毎日、違うお店のモーニングセットを食べながら、何を話しているかはいつもあまり覚えていない。ほんの8時間ほど前の今朝の話の内容ですら。



それでも、今の私は1日の中でこの時間が1番好きだ。


これから母になる私が、「ただの娘」でいられる残りわずかな時間。


もうすぐ祖母になる母が、「ただの母」でいてくれる残りわずかな時間。


私にとって何ものにも代え難いこの時間は、

「夜早く寝て、朝早く起きる」たったそれだけで得ることができる。



それに、夜早く寝るだけで、無駄なことに悩まなくなる。朝早く起きるだけで、1日を丁寧に過ごしたくなる。


早起きは少しずつ、着実に人生を豊かにしてくれる。


何かうまくいかないことがあって、思い悩んでいる人には、夜中にお酒を飲むよりも、早起きをしてコップ一杯の水と美味しいジュースを飲んでみて欲しい。


習慣を変えることが、いちばん毎日を変えるから。毎日が変われば人生が変わるから。