特別な水曜の夜には劇場で観劇三昧! | 陰る月に煌めく円舞曲とともに

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ドールメインの適当ブログ。
よくゲームしているし、何か作っているし、舞台観るし、武将隊の写真撮ってます。

ねんどろいど晴明ちゃん(※一次創作)が未だに完成しないので下書きが増える月賭さんです。お久しぶりです、こんにちは。

さて今回観てきたものは...こちら!


※前置きが安定の長さなのでショートカットする方は赤字まで飛んでください。






何故観劇する流れになったかといいますと!
以前観劇した朗読劇に出演されていた吉岡臣さんの殺陣が観たかったのです...いやほんと。私の行動力バグってるよね。
本当は次回作で観られるはずだったんですけど、諸事情ありまして、ね。観られなくなりましてね。
そんな中、殺陣師として参加し、またアンサンブルとして出演する作品があると知りまして!なーんか気がついたらチケット用意していたよね。ぽちーっ。よし行くぜ。



先日出勤した際にリーダーから「月賭さん!退勤の時間になったら言ってよ!いいんだよ、『何処に目をつけているんですか』って言って!」と言われましてね。
んじゃあ次回出勤時は劇を観に行くから言ってみよ~と思ったわけです。

さて当日朝。マネージャーからまさかの「今日社員少なくてさぁ。月賭さん、延びれない?」
...あれ?あれれ??
思わず何時までですか、と聞いてしまった。はい1時間ときた。池袋に30分で着きますかねぇとも言ってしまった。

...マネージャーに!劇観るとか言っちゃったぜ!HAHAHA!
この時勢下における劇場のあり方、興味深げに聞いてくれたのでまぁ良しとしよう...

そんなこんなで30分の延長に留まった私のお仕事。最後時計しか見てなかったもんね。何故そこで混むんだね~と焦りつつ小走りで退勤スキャン。ピッ。


あっ、そんな中でのはなまるうどんです。
いや~バイト時代はよく食べましたねぇ!(甘いもの売ってるとこうしょっぱいものが恋しくなるのです)

腹が減っては戦はできぬ。無論、劇なぞ観られぬ。

そしてそして、今回の劇場はこちら!!


あっここよく横通りすぎていましたね。何なんだろうなって眺めてましたよ。ここかー!!

書斎のような階段を降りると受付、そしてホールです。役者さん方がツイートしていたように雰囲気素敵すぎた...写真撮りたくなる気持ちもわかるわかる。



さてさて自分の座席は~...やっぱり最前でした。
2列目だからワンチャンと思っていたけど。本当に最前。1列目はマイク等の機材が置いてあるわけで。
うーーーーん、これってランダム配置なのか、予約順に最前から配置なのか。
確かに毎回最前で席を取れば良かったと言いながら朗読劇を観てきましたが!指定席で最前!!
お陰様で視界がクリアな状態で観劇できましたー!
ただめちゃくちゃ近いので、イメージはTDLのカリブの海賊ってところです。きっとわかりやすいはず...笑 でもその分、役者さんの細かな表情まで観ることができて楽しかったです!






ではでは!一気に感想といきましょうや!!



☆ムシラセ (宍泥美さん、つかてつおさん)
【珍珠奶茶】


カメラマンのマイさんと通訳の台湾人・陳くんのひとときの会話を作品としています。

タピオカミルクティーというコンテンツがまだ日本に上陸していない頃のお話。それなのに「1年くらい流行ってその後がどうなるか」だとか、なんかこう、まさに今そうなんですよね!みたいなネタが豊富。
昨日美味しく食べていた唐揚げがカエルの肉で、今飲んでいる珍珠奶茶は...ってのが傑作すぎました。そういう時代もあったなぁ!今は白い粉って有名ですからね!(違)
「台湾っぽい食べ物が食べたいの!ちょっと違う和食ばかり!」には流石に笑いました。笑 そうそう、ふわっとしたマンゴーのかき氷ね!わかるわかる。

陳くんのカタコトな感じがすっごく可愛くて、関西弁ってところも面白くて、珍珠奶茶の発音がめちゃくちゃ良いのも...笑
マイさんの反応がすーっごく自然で良かったなー。
サトウの存在も気になる...出てきていないのに、癖が強すぎ...
そう、妙に現実的なんですよ。劇団紹介を読んで納得しました。「人間がそこにいることの美しさ」...ほほう。
劇って結局はフィクションなんですよね。でもどこかノンフィクションのような自然さがまた面白かった...
ドラマよりもずっとリアルな世界観で、空気感というか、気怠けさもまた良かったな。
是非シリーズ化してほしい。このやり取りをもう少し観てみたい。夜市のくだりとか...勝手に想像してるわ...

陳くんがカメラを構えるけどレンズキャップがついたままで...それ、私も思った。劇と思ってスルーしようと思ったけど、ちゃんと「フタつけたままだよ」とマイさんからのツッコミが入る。
すっごくリアルじゃない!?こういうところですよね!!凄かった!!



☆鉄骨ボレロ (渡邉晋さん、清水大貴さん、菅原大貴さん)
【あの夏の日のHARUKA】


文芸部員2人の青春をコメディタッチで描く作品。
寺庵が部室から見つけたある女性教諭によく似たモデルが起用されているアダルトビデオ。それは三黒(三國?)が好いているみき先生の若き頃のようで...
※名前の表記が何処にもないのでこれかな?で当ててます!

男子高校生ならではのテンションと、18禁に関する感情と、顧問とのやり取り。とにかくめちゃくちゃ面白い!男子高校生特有の特定ワードへの反応がリアルすぎる。
常にコントを観ているようなスピード感溢れるお話でした!

「墓まで持っていく!」と我が子のように大事にVHSを抱き締めるところとかめちゃくちゃ可愛い。あと、二人の会話が絶妙に噛み合わなくなっているところとか必死さが伝わってめちゃくちゃ笑ってしまった...
中学生ではなく高校生だからこその知識で会話していて、そこがまたいい。そうだよ先生と生徒の禁断の愛だなんて...!

タイトル回収といい、オチといい、最後まで笑って観ていられる素敵な作品でした!!

ところで今の高校生というのはVHSって触ったことがあるのだろうか...



☆アナログスイッチ (秋本雄基さん、小島あすみさん)
【どこまでも行けるのさ ~彼らの銀座線編~】


シュウさんとマコさんがご両親に挨拶に行くために電車に揺られながら会話を続ける作品。

開幕早々の「マコぴっぴ」呼びがなかなかにチャラくて!笑 the令和なカップルだー!
でも突然『14才の母』を話題に出した瞬間から始まる違和感...そういえば呼び方も「マコぴっぴ」から「マコちん」になって、携帯小説が話題になって...?
服の着こなし方も変化させながら、時代がどんどんと遡っていきます。それも自然に。
(マコさんのお洋服がめちゃくちゃ可愛いから見てほしい~!!)

だんだんシュウさんもマコさんもチャラさが抜けて、時代相応なキャラクターになっていくのがまた凄いんですよ、相手のことをさん呼びになって、丁寧語になって、気がつけば平成から昭和に。公共の場でそんなこと言うなんて破廉恥、ねぇ。そして戦時中にまで遡ります。
向かう先、上野は別れの場になって。
「マコ、泣くな、顔を上げろ」「...うん」ってのが。うわ、うわー。
「何を言っているのかわからない」ってフレーズは最初にも言っていて...ぐす...

胸がこう、ぎゅっと締め付けられるような、でも最後はあたたかな気持ちになるような。凄い作品でした...
最後に浅草寺で安産祈願のお守り買っていこうなってくだりが良かった...はぁぁぁぁぁ(崩れ落ちる音)



☆パフォーマンス プラス ピエロ (田代竜之介さん、山端零さん、込山巧さん、井上四葉さん、鎌田佳侑さん、小久音さん、村松滉介さん、瀬戸口桂一さん、森勇介さん、平野雄介さん、吉岡臣さん、絹川篤さん)
【百花繚乱 ~未来への種~】


今回はこの作品が一番観たくて来たわけですが、正直ステージを見て「この狭さで殺陣やるの!?」ってレベルなんです。そこがまず凄い。
前作があるのでお時間ある方は是非観てみて。期間限定公開です↓


さてまぁ今回の目的の役者さんがアンサンブルでして...
トップバッターで舞台に上がりましたが、まぁソウナリマスヨネーみたいな気持ち。ズバァッと背中を斬られて消えました...笑 覚悟の上で来ましたが、台詞って「逃げられると思っていたのか!」(たぶんこれかな?口元隠しているからわからん!)あたりだけですもんね...てか前作の「仁」に出ていたのか~!!ちょっとお話が違うみたいだから気になるのだが!(知るのが遅いんだわ)
百地さんと対局するアンサンブルの忍お三方、この緊迫した間がオオオオって気持ちになるので見返しておこうな(データで)。

ちょいちょい前作を観ておくと服部さんが植田さんに支えた流れとか、藤林さんと沙羅さんの共闘技とか、香澄さんの師匠への気持ちとか、お楽しみ要素がある。隼さんは何処か前作における師匠と弟子の関係性を思わすような発言があって...やっぱり予習しておいて良かった...
予習しておいてますます謎が深まるのは素戔嗚尊の存在なのだけどね。

あとはやっぱり甲賀と伊賀の忍であるお二方が何故夫婦になったのかって気になったんですよね!事実上の告白シーンでは!?みたいな展開で...いいですね...百地さん、ほんといいこと言っていたよな...はわわ...

そして名門の当主である望月さんがかなり強いし、それを上回る勢いで風魔さんが人為らざる強さ感があって良かったですねー!
てかほんと人為らざるって言葉が似合ってしまうのでめちゃくちゃかっこよかったな...普段からそういった団体で殺陣してるのか...なるほどなるほど...(私の行動範囲内で見かけそうな気がしてちょっと滝汗)

「自由は手に入れるものじゃない」、百地さんの名言が心に残りました...とてもメッセージ性の強い作品で良かったです...これほんと20分なのかな...



観劇三昧運営会社の福井さんによる前説もとっても良かったですねー!シャツにベストっていうスタイルがこのホールの世界観に似合っているなぁって思ってしまった...
4団体、4作品の紹介を開演前にしてくださって...どの作品も始まるのをワクワクさせるような紹介でして!演劇がとても好きなんだなぁって方でした。



と。
書きました。
あら今回結構アッサリめね?頑張った頑張った。偏りが出るので、ね!(既に出ているけど)

各公演が終わる度に床の除菌をしていて、しかも滑らないようにモップで拭いていて凄いなーと思いました。
こういった状況下なのもあって、座席は基本ひとつ飛ばし。
安心して生の劇が楽しめるようにするって大変だなぁと眺めてしまいました...ありがとうございます...



ちな、退館前にそっとブロマイドを手に取り帰宅しました!皆さんかっこよかったんだもん!
ひとつ欲を言うとスリーショットの並び方が物凄く物凄~く好きでして...だってアンサンブル特権だし。いやもうかなり良いでしょ、心の臓にグサッとくる感じがしたよ。(というわけでちょっと役者さんのTwitterあたりから遡って見てほしいです。笑)



そっと私の趣味をまた増やしてしまったようなので、今度こそ誰か一緒に行きましょ~( ;∀;)



最後は手ブレしてしまった写真で締め括り。


暗いところで撮るのほんと下手くそ。

あっ。
池袋ポップアップ劇場はこれからも続くようですし、今回の作品が気になる方はアーカイブとして購入できるそうなので良かったらどーぞ!!最初のリンクから買えるはずです!

今回もここまで読んでくださりありがとうございましたー!
演劇っていいよね...(今再びの沼)