まさかのS状結腸癌の宣告。
その日のうちに肝臓転移・肺転移まで宣告されたあの日。

あの日から私達の生活は一変しました。

約5ヶ月弱の間に4回の入院・手術を繰り返し、辛いながらも前向きに頑張ったダーリン。

私達夫婦にとって怒涛の5ヶ月でした。

気持ちで負ける事なく頑張るダーリンを見て、もちろん「頑張って癌を克服してね」と応援する気持ちでいっぱいでした。

でも実際には、いろんな思いが入れ代わり立ち代わり私の気持ちを揺さぶりました。

手術を受け傷だらけになったダーリンのお腹や、どんどん痩せて行く姿を見るのは、やっぱり辛いし、何もしてあげられないもどかしさもありました。

ダーリンといつまで一緒にいられるんだろう?という不安や恐怖もありました。

癌が発覚してからずっと仕事を休んでいる事にも、もちろん不安でした。

ダーリンには、ゆっくり身体を休めて、早く元気になって欲しい。無理はしないで欲しいと思いながらも、お給料の入らない日々が続き、収入が減るどころか、その上に覆い被さる入院・手術代などの治療費も、どんどん嵩んでいきます。

ずっとこのままの状態が続いたら、私達生活していけるのかな?と不安になる事も多々ありました。

まさか「治療費が払えないから、もう治療は受けないでね」なんて言えないですものね。

でも、このまま仕事ができず、入退院を繰り返す日々が続いたらどうしよう?って言う不安は、いつもありました。

ある時、退院が決まったダーリンに、今回の入院・手術費がだいたいいくらになるのか看護師さんに聞いておいてねとお願いしました。
退院時に支払いをしなくてはいけないので。
その支払額を聞いた時に、「わかったよ。支払いの為に今から体売ってくるわね〜」ってダーリンにLINEで伝えたんです。

そうしたら・・・な・な・なんと‼️
「なるべく高く売ってきてね」とダーリンからの返事🤪

ナイス返しをしてきたダーリンに、何故か「あぁ、何としてでも私がダーリンを支えていかなくちゃ」と逆に決心したのでした😛

いつまでも、ずっとずっと。
こうやってダーリンと、くだらない会話をしながらも楽しい幸せな時間を過ごせますように。

特別な幸せはいらない。
ただただ、ダーリンがずっと側にいてくれますように。

それが私の願いでした。