夫が倒れ植物状態になったのは、30年前の6月13日です。


あっと言う間に時が過ぎました。

貧しかった子ども時代

実母との死別 

楽しかった青春時代


幸せな筈の結婚生活

夫の看病

子育て

そして看護師としての再スタ−ト


夫は意識ないまま10年近い入院生活。

夫はお酒が好きで、飲まない日はなかった。

ある日の朝、夫は子どもの鉛筆を短くして筆箱に入るよう半分の長さにしていた。

仕事から帰宅し、その鉛筆を見て、夫は怒り出した。


何でこんなに短くした!と長男を怒鳴った。


パパが気が狂ったと思った。

私は朝主人が半分にしてたじゃないか?と言ったら、、夫は暫く考え込んでいた。


夫は初めて自分が不眠症でハルシオンを飲んでる事を私に言った。


夫は内科医である。

夜飲むハルシオンを胃薬の散剤の中に1錠入れてあるそうで、その朝、胃薬だけを飲むつもりが、ハルシオンを入れてある胃薬(コランチル)を服用したらしい。

その日、病院でも記憶にないおかしな事があり、、自分でも変だと思い患者さんのカルテを読み返したら、診察には支障がなかったそうだ。、

朝、間違えてハルシオンを飲んでしまい

健忘が起きたようだ。


夫が倒れてから、カバンを見てみたら、レンドルミン、アモバン、ハルシオンなどが入っていました。

当時は睡眠薬の怖さも知られておらず、簡単に飲んでいたのでしょう。


一緒に住んでいた父親にもハルシオンを処方していたし、セルシンも処方していた。

それを私が分包してあげていた。


以前は医療従事者はベンゾの類を軽く見て、自分自身にも処方していた時代だった。


今は怖さについての情報が広がり、手を出す医療従事者は激変してると思われますが、、。


30年前を思い起こし合掌!