先日、災害時のベンゾジアゼピンについて書きましたが、ベンゾは急にやめると危険である事。避難できても薬が手元になければ結局、一気断薬と同じで離脱症状を発症する可能性が予見可能なこと。

不測の事態を想定しストック薬を前もって処方して頂けると安心です。

できたら私もそうして欲しい。

だが一つ心に引っ掛かる点があります。

と申しますのは、処方薬は健康保険から料金の一部が支払われてます。別途ストックとしての薬代金を医療保険財政から負担する事に対する是非の問題がある。通常の診療における頓服薬の処方は認められていますが、どういった扱いが適切なのかも私は判りません。


そもそも精神科のみならず、他科の患者でも災害時ニ−ズが高まる薬が沢山あるのではかろうか?

血圧の薬、狭心症の薬、糖尿病患者では自己注射を自宅で打ってる人もいる、

そうした患者さん達も私達と同様、薬がなければ急変が考えられる。

厚労省は災害時における、こうした状況を見据えた対策を講じているのだろうか?

患者の声、医師の意見を聞きながら日本医師会、県医師会と厚生労働省は連携を取り、事前に対策を立て、災害時対策をすべきではないか。


たまたまネットで調べたら、厚労省は「国民の皆様の声」募集をしている。

最大文字数2000文字である。送信フォームがあるから、問い合わせてみようかな。

主治医対患者の話し合いだけで、決める問題ではない気がする。医師によってストックを貰える人と貰えない人がでてきたら、おかしな事だ。



災害時の規則として、医薬品の扱いマニュアルを創るべきではないか。