例年ではだいたい28日なんですが、現在の現場の進行状況から1日延ばしました。
月曜日から入っている現場は、京都市(京都府南部)でありながら京都府北部と呼ばれている地域なんです。京都市中心部から比べると気温が上がりにくいところなんですよ。
気温が上がりにくいということは、乾きが悪くて工程が思うように進まないのです。
通常の壁は、下塗り中塗り上塗りの3工程。それぞれしっかり乾かないと次の工程に進めません。
しかもこの現場は塗装屋泣かせの大きな問題があります。お客様からの色の指定が、真っ白なんです。
「真っ白?そんなの普通なのでは?」
と思われる方もいらっしゃるでしょうね。
真っ白って意外に大変なんですよ。
なぜか?
元々の建物の色にもよりますが、色のついたものから白に塗り替えるのは手間がかかります。
上から塗る色が白いために、下地が透けて綺麗になりにくいのです。通常3回塗りで収まるところを4回も5回も塗り重ねなくてはなりません。
つまりなかなか乾かない状況に塗り重ね回数が多くて、日数がかかるのです。塗装屋泣かせです。
しかも年末で、年内に仕上げたい我々にとっては運の悪い色指定ですね。
お客様にとっては、塗り重ね回数が多くて建物のためには良くなるので嬉しいでしょうね。
白っぽく見える色と真っ白では雲泥の差なんですよ。
我々にとって極端な色(原色など)は大変なんです。黒はまだましかな。
猫像制作でも同じことが言えます。
真っ白は下書きのラインがなかなか消えません。だから私は猫さんの白い部分は真っ白は使わないんですよ。
でもね、白い家は仕上がると綺麗に見えますよ。完成まで、頑張りたいと思います!
ではでは
