今はなき織元とか考えるとさ……。 | ゆかりの日々の暮らし。

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旦那さんと娘、そして着物好きの私の日々のどたばたです。
基本リアルタイムではありません。
そして……書いたら良いことも悪いことも大抵忘れる体質ですので、過去には触れないでください。









ご訪問ありがとうございます。😊










前々から思っていたけれど……この間買った結マークの結城紬についてブログを書いてからより一層色々と思うことがあるんですよ。😓




あれから私のできうる限りで調べたり聞いたり……教えて貰ったり……。

やっぱり今の世の中調べるとなるとネットじゃないですか……でもねそのネットも言わば最近のもの……私が生まれた時には無かったし、のちのち出てきたのかもしれないけど簡単に買えるものでもなかったし、そもそも新しいものに飛びつくような性格の家族はわが家には1人もおらず……むしろ何故かわが家はみんな古いもの好き。🤣

弟たちでさえ2人とも何故か古着にロカビリーとかに行く始末。🤣

まぁ、つまり調べ方がなっとらんかもしれんのですが……。




そんな私が調べてみてわかることは……ただ1つ。


最近のことはきっちり書いてるけど、古いものに関しての記載はあまりなく、なおかつ時代の中で悪いことする人もそれなりにいたから証紙偽造とかあると言うこと。

偽造とまでは行かないにしろ、売れる為なら……的なものもあり……。


実際それじゃあ証紙を見てそれが本物かどうかなんて判断できる方はいるのか?と言われたら……1人もいないかもしれない。

しかもリサイクルだと今の証紙だけでは無いしね……。😓

(昔の証紙の記載がまず無いのとあっても当てにならん的なこと書いてるものもある。😅)



触れば、見ればわかるようになる……とも長く着物に関わる方は言われるけど……それは見て・触れる立場にいるから。


本物の結城紬をお手本にして、他を触らないと違いはわからないのでは?


と思う。

しかもね……私は過去にお店で反物の状態の結マークの結城紬を触らせてもらってる。

これにはリサイクルにもかかわらずウン10万という値がついてた。

しかしそれは……

バリバリのこれの何が良いんだろう?🤔

と思う代物。


つまり結城紬の真骨頂は洗い張りを繰り返し……言えば擦り切れる前の状態が最高なんだと思う。

その間に洗い張りが何回とかそんなんではなくて……どんだけ大切に着てどんだけ作り替えられたかによる……長い年月をかけて作り上げられたものなんだと今は思ってます。

だからこそどこの状態のものを触ったら……わかるんだろう?という疑問が生まれる。

誰もそこは思わないのだろうか?

結城紬には絶対に亀甲が入る訳では無いし……無地もある。

そんな中で手触りだけで……今はなき名も知らない織元もあっただろうに……似たようなものは作ってなかったんやろか?

無形文化財になる前に似たような作り方の似たようなものが無かったんだろうか?

リサイクルにはもうそんなものは出てこないのだろうか?

そんなことばかりを考える。

(そもそも高機がいつの間にやら現れた……って書いてるものもあり、機械自体がいつからあるかもわからんのやで?)




着物文化検定とかだとこんなことも学べるのかな?

わかってる人は何で学んでるんやろ?

きちんとした証紙の編成とかどこかにあるんかな?

歴史と同じで書き変わることは無いんやろか?

私は自分の脳みその無限の可能性は信じてないから、出来たら真実だけをぽん!と入れたい。

回り道や人の憶測は要らない。

結局感覚と自分を信じるしかないんやろか?



うちの店では証紙が無いものに対して聞かれても「たぶん……」とか「そんなんかな?」とかで答えることが多いし、そもそも証紙が無ければしつこい方には一言

「証紙がついてないものに思い込みで答えると訴訟問題になっても困るのでお答えできません。」

と答えるしかない。

その証紙が本物か?と聞かれたら……偽物かどうかなんてことはもはや知らないとしか答えられない。

その証紙を見てその人に判断してもらわないと偽物のことまで考え出したらもうね……って感じ。

ネットでは言い切って売ってるものがよくあるけど、そもそもよくよく見たら絹を木綿と書いてあったり……びっくりするものもしばしば。

(これは拡大したらなんとなくわかる。だからこそ売ってる業者は大丈夫?と思う。返品案件は返金したらいいだけやと思ってるんやろなぁ……。)



ネットでそういうのを多く見る度に今迄のように良いものを触り、本物を見てお手本にし判断していた人たちもこの世から消え……あとは何も知らない中途半端な知識の人間が売るんだろうなぁ……と思うと怖くてならない。

(その分学んだ人だけが得をするかもしれない。)

まぁ……そういう人間ばかりになるということでもあるから……大した問題にはならないのかも知れないけど。




着物文化検定とかで資格を取ることも最近の流行りではあるようだけど……それをお持ちの方にお聞きしたい。

私の証紙は本物ですか?と。

そもそも着物文化検定とは何を勉強し、何がわかるんだろう?←すみません。思いつくままに書いてるから飛び火。😅




あ、そうそう!私がなんでこうもぐちゃぐちゃ言うかと言うとね……

この着物ね。





洗ったものを写真に撮るとこれ!





この着物を着てると周りが言うのよ……



「小千谷縮良いですよね~!😊」



って。


小千谷独特みたいなこのシワがあるからかな?


でもねこれ





今では名も知らないこちらの証紙がついてました。


これを買ってから私はより一層思うわけですよ……



似たような織りの似たようなものは無かったん?



とね。


ちなみに上布という言葉……昔は


「殿様に献上できるくらいの良い物」


って事だったらしいけど……今ではある意味商品名だってさ。🤣


麻にしか使わない訳でもないんだよ……。


私は麻の平織りだけが「上布」って付けられると思ってたんだけど……そうでも無いらしい。


ってことを知ったのも最近さ!😅


まだまだ勉強途中だからこそ、点でしか物事がわからない。


いつか繋いで行けるようにしたいけど……と思いつつまぁ捗らないからね。🤣


とりあえず今思ってることをつらつらと書いてみました。😊


10月で7年目……に入る着物に携わるこの人生。


死ぬまでに何がわかるかね……私は楽しみです。🤭💕