月曜日に結果説明のはずだったのですが、主治医の判断で私も来れる日がいいとのことで、急遽今日に変更に。
結果説明は父も同席で3人で、父はちゃっかり東京観光というか行きつけのお店で腹ごしらえをしてから来てました(笑)
私も荒天予報だったので早めに着いて母とおしゃべり(結果、大して雨にも降られずラッキー)でしたが、朝から貧血の値が7代になっていて輸血をしながらでした。
好中球も下がっていたみたいで、注射も追加。
抗がん剤の副作用みたいです、幸い貧血も症状はなし。
ちょうどお昼ご飯のときでしたが、食べ進まずほとんど残していましたし、栄養もあんまりとれていないのかな。
でも私が持ってきたドーナツは半分食べてたから、単に食べたくないだけなのか、、、相変わらず便がちょっとしか出ないみたいでした。
説明は15時からの予定でしたが、お迎えもあるため早めに始められたら、、、と看護師さんにお願いして2時30から開始になりました。
主治医と父は初対面。
婦人科の検査結果はエコーもMRIも異常なし。
子宮筋腫は変わらずでした。
大腸カメラの結果(いつもの通り長くなります)ですが、左半分しかカメラが入らず、先に進めなかったとのこと。
カメラが通らなかったのは、もともと前の病院のときの大腸カメラでも入らなかったところでしたが、今の病院に転院して前の主治医にやってもらったときには奇跡的に?入った部分でした。
それから1年5ヶ月ほどの今回、また狭窄でカメラが通らなくなっていたとのことでした。(前回と比べて狭窄がさらに進んだかどうかを聞くのを忘れました、、)
そして直腸ですが、結果でいうと直腸転移でした。
カメラの画像からしたら、狭窄の部分のほうが明らかにボコって素人でもわかるくらいなってたのにそこからはがん細胞は確認されず、赤く腫れているだけの直腸部分にがん細胞があるとのこと、しかも腺癌で浸潤している様子。
母はそれを聞いて明らかにがっかりしている感じでした。
私も聞きたくなかった転移。
でもここまで症状が出ていて、なにもないことはないし、主治医も胃がんからの腹膜播種、直腸転移は珍しいことではないと前々から言っていたので、どこかで覚悟はしていた部分はあり、母が明らかにショックそうだったので、私は平然を装っていました。
主治医は、フォルフォックスを先に始めるか、ストーマ造設を先にやるかどちらにするかについてどうするかと言っていましたが、主治医の考えでは、症状が出ていて、転移もあるから遅かれ早かれかストレス造設は避けられない、ストーマを作ったら今よりかは症状が楽になるかもしれない、一番の目的は抗がん剤をしっかりやることだから、ストーマを作って今の便や腸の辛さを少しでも和らげて順調に抗がん剤治療をやっていきたいということで、ストーマ造設を優先にやるという感じでした。
ここ数日、母の様子を家族LINEで共有していて、連日便が出ずしんどいのが続いているのもあり、ストーマ造設を先にするということが家族一致の結論かなと感じていたので、母も「ストーマを先に付けるかたちでお願いします」と伝え、父も「家で痛い痛いと見ているのも辛いので、ストーマがいいかなと思っていました。よろしくお願いします」とお願いしていました。
主治医ももうそうなるであろうと予想していたようで「手術は来週の水曜日に入れてあります」と言っていて、その後は手術の説明やらリスクやら。
大腸に造設できればよいのですが、左半分は狭窄のため、造設するとしても右側。
右側がどうなっているかは手術前の審査腹腔鏡で見てみてからであること、右側にパクリタキセルのためのポートが入っているため、大腸造設するのであれば、ポート移動の手術もあり、手術時間がプラスになること、ポート移動のリスクもあることが伝えられました。
「大腸の方があとあとのストーマ処理とかが楽ですよね」と伝えると「そうですね、全然違います」と言っていて、大腸につけてもらいたいという意思は伝わったと思うのですが、主治医の話し口調からしてポート移動のリスクなどがあるから少しでも難しいと思ったら小腸ストーマになる感じがしました。
手術のリスクを説明している中で、小腸にも大腸にもつけられない場合【不成功】になり、経口栄養が難しくなって、お家でも栄養点滴になりますというところで母が「え、それは最悪ですね、そうなったらどうしよう。。。。」と心配し過ぎな様子になってしまいました。
主治医も「きっと◯◯さんの場合はそこまではならないと思いますから大丈夫ですよ、一応リスクなのでお伝えしないといけないんでね」となだめていて、母も覚悟はしていますが、いろいろまだ不安な様子でした。
そんな母に「大丈夫だよ、先生もそこまでじゃなさそうって言ってくれてるんだし」と私もフォローすると「そうですね、きっと大丈夫ですよね。ストーマになってでも少しでも長く生きなきゃなんです、孫たちのためにもね」と話題は家族の話に。
主治医とはそういうプライベートの話はしたことがなく(なんならそういう不要な話はいらない人なのかなと思ってましたが)まさかの主治医から「娘さんお一人じゃないんですか?」と質問が(笑)
「娘は3人なんです、孫は全部で5人なんですよ」と母。
そのやりとりに、主治医は目を細めていました。
主治医の笑った顔、初めて見たかも(笑)
子供は私一人だと思っていたらしく「僕、他の娘さんにお会いしたことありましたっけ?」とか珍しく聞いてきてました(笑)
意外と家族の話題は好きなのかも?
そういえばホームページの紹介文にも「家族との時間を大事にします」みたいな感じで書かれていましたし。
なんか主治医の意外な一面が見れて、ちょっと嬉しかったです(笑)
「先生もお子さんいるんですか?」とか聞けばよかったと全部終わってからふと後悔(笑)←とてもじゃないけど、聞けないですが。。。
転移とか手術のリスクとかちょっと深刻な話をして中での出来事に、母も私も少し小休止した感じでした。
ずっと堅物かと思っていた(←失礼💦)主治医の表情が緩むなんて不意打ちすぎますね(笑)
話を戻しますが、リスクとともにストーマ造設の説明を受けて「理想は2週間で退院して、退院前に胸にCVポートを入れるのでそのまま抗がん剤治療へすすみましょう。リハビリ頑張って、退院して抗がん剤も早く始められるといいですね」と今後の話もしてくださいました。
その後、父母とともに聞きたいことはないかと確認しあって、私もいろいろ聞きたいことはありましたが、主治医が全部説明してくれたので「よろしくお願いします」と伝え、終わりました。
病室に戻ってから、3人で話しましたが、父も母も「仕方ないね、やるしかない」と言っていて、母は心配かけまいと思っていたのか落ち込んではいなさそうでした。
父はあまりくよくよしない(見せない)タイプなので、説明が終わったから「さて、一杯飲んで帰るかな」と言っていて、母は「おとうさんはお気楽でいいわね〜、でもそれくらいの方がいいのかもね」と笑っていましたが、せっかく父も来たことだしと思ってそのまま少し祖母の2人暮らしでストレス溜まってるであろう父の愚痴を一緒に聞きました。
父と祖母は相変わらずの距離感だし、お互い気を使いまくっているしいろいろ愚痴はありましたが、母がいない間はなんとか過ごしてもらうしかないですね。
お酒が入らないとあまりしゃべらない父はそのまま「先に帰るね」と言って帰っていったというか予定通り寄り道をしてから無事帰宅したようです(笑)
私は少し母と残っておしゃべり。
「いろいろとしかたないよね」の母の言葉から始まり、今日の説明や主治医の感じなど感想を言い合ったり病室の様子とかを聞いたり。
母は「今日の説明は的を得ていたでしょ?」と言ってきて、前回の診察のときのことを思い出したのか今日はしっかり聞きたいことをメモしていて、ちゃんと内容に沿った質問もいろいろ投げかけたりしていました。
手術まで1週間、検査はたくさんしたので、あとは手術日を迎えるのみくらいの感じみたいです。
だったら一度家に戻れるのかも?とか思いましたが、何かあったらすぐ対応してくれるし、病室でゆっくり過ごせているみたいなので、長い1週間になりそうですが、術後が大変なので今のうちにのんびりしてもらいたいです。
同じ病室のかたとも少しお話したりしているようで、その方がとってもパワフルで、元気をもらえているみたいでした。(開腹手術翌日にスタスタ歩いて主治医に止められるくらい元気な人(笑))
できれば大腸ストーマで行ければいいなぁと思いつつも大腸、小腸の両方の場合に備えてまたお勉強してみます。
ネットや動画とか今はいろんなツールがあってすく調べられるし、ブログを通してもいろんな方の体験談を知れて本当に便利な世の中ですね、ありがたいです。
母も悩んだり落ち込んだときにはチャットGPTに助けてもらっているみたいで、すごく勧めてきました。
落ち込んではいなさそうと書きましたが、きっと一人になってあれこれ心配や不安が尽きないと思います。
手術前に、また時間を見つけて会いに行ければいいなぁ。