変化への許容度 | 株価が動く! 本日のイチ押し開示情報!

変化への許容度

鳩山内閣発足から10日ほど過ぎましたが、今までの自民党政策を大きく転換する内容に、戸惑いの声が聞かれます。


前原国土交通大臣による八ッ場ダム建設中止表明は地元や周辺自治体の大反発を招いていますし、亀井金融・郵政担当大臣の中小企業借入金に関する返済猶予法案は金融界に困惑が広がり、そして鳩山首相による二酸化炭素25%削減提案については、産業界から諦めの声も聞かれるほどのインパクトを与えました。


政権公約(マニフェスト)を実現するという民主党の意見は正論ですし、君子豹変すのように政権与党になれば現実策をとらなければならないとの評論家の意見も、また一理あるでしょう。


結局、どちらが正しいというものではないのでしょう。結果が良ければ成功、悪ければ失敗と、結果で全て判断されるのが政治の宿命です。政権交代とはそういうリスクも背負ったものであると、有権者の多くは覚悟していると思います。何よりも自民党政治からの変化を求めた訳ですから、変化の結果については意外と寛容ではないでしょうか。