こんにちは。恋愛コンサルタントの田端裕司です。
初めて、女性とお付き合いしたときの話です。きっかけは、何だったのか覚えていません。どこで、話をしていたときのことかも覚えていません。
ただ、何かのきっかけで、当時の彼女に、
「僕の好みのファッションにして」と言ったんです。すると、彼女は、
「そんなことを言われると、すっごく冷める」と言い、一気にいい雰囲気が壊れてしまったことがありました。
で、友人が彼女と、広島にデートしていたとき、たまたま、パルコで、友人の好みの女性とすれ違ったんです。
友人は、彼女に「あの娘、めっちゃかわいい」と言ったら、彼女は、めっちゃ怒り出したそうです。そして、そのまま、彼女は一人で家に帰ったとか。
残された友人は、呆然と立ち尽くしたと言っていました。
その後、いろんな本を読み、他の誰かから話を聞き、自分で体験して思ったことは、女性は、そのままの自分を好きになってもらいたいんだなということ。
だから、褒められるにしても、ダイレクトに女性そのものを褒めたほうがいいんだなということに辿りついたんです。
だから、僕が当時の彼女に伝えた、「僕好みのファッションにして」は、相手にとっては、私のファッションは好きじゃないの? そして、私が好きじゃないの? と不満につながるんだと、今は思います。
そして、友人の「あの娘。かわいい」は、私は、好みの女性じゃないの? だったら、その女のところに行けよ、という怒りにつながったんだと、今は思います。
さて、お付き合いすると、自分の征服欲、所有欲みたいなものを満たしたくて、彼女に、自分の好みを伝えてくる、もしくは押しつけてくる男性がいます。例えば、
- 髪型は、ロングが好きだから、髪を伸ばして
- ファッションは、スカートが好きだから、デートのときは、スカートを履いてきて
- 俺からのLINEは、即レスじゃないとダメ
- 俺は、背が低いから、一緒にいるときは、かかとが高い靴はやめて
もっといろいろあると思いますが、ここらへんでやめておきます。たまには、そういったことにチャレンジするのもいいかもとか、同意できることなら、OKです。
けれど、私、そんなことは無理とか、好きじゃないって、思うことをパートナーが言ってくることもありますよね。
例えば、僕は、普段、ボソボソのんびりとした調子で話をします。けれど、それを、いつも、ハキハキ、テンション高く話をしてほしいと言われても、無理です。しかも、仕事でもなく、プライベートな時間で。
もちろん、友人の例のように、男性の立場としては、ただ単に感想として、水族館のペンギンを見ているような感覚で、あなたに自分の好みを伝えていることはあります。
けれど、やっぱり、「それは無理」とか、「したくない」と思ったことに対しては、きちんと断ってください。
あなたが彼の言ったことに対して、断った結果、彼が離れていくなら、それほど、あなたに興味がなかったのです。つまり、彼の言ったことに対して、あなたが応じてくれるから、彼は付き合っただけなんです。
最後に、間違って欲しくないのは、「彼が言ったことをしないと自分は愛されないんだ」につなげないでください。
つまり、彼が世界で唯一、あなたのことを好きになってくれる男性になってしまっているから、そう思ってしまうんです。
けれど、そんなことはないですよね。周囲を見れば、他にも男性はいます。ただ、もっとあなたにぴったりな男性に、まだ出会っていないだけなんです。
だから、遠慮なく離れて大丈夫なんですよ。彼は彼で、もっとぴったりな人を探せばいいのですから。
彼が脚本を書いた映画のヒロインになる必要はないんですよ。
参考になれば、嬉しいです。
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