肌で納得させるチカラ ―日本製家庭紙のパワー炸裂― | 紙業新報のブログ

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紙パルプ業界紙。月3回発行。の公式タワゴト、ボヤきその他(笑

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(。・ω・)ノ゙ コンチャ♪



ちわ~紙業新報どえす。

 


久しぶりに紙パルプ業界紙っぽいブログを載せますので、

よかったら読んでくだちゃい(笑)

 




肌で納得させるチカラ
 ― 日本製家庭紙のパワー炸裂 ―




 家庭紙の最近の市況動向を2面に掲載したが、需要期でもあり、花粉もいつもより多めに飛んでいることもあって、荷動きは好調とのことでよかった。値上げアナウンス後の仮需的な動きもその良い波を形成するひとつの力になっているやもしれぬという。また、価格面もきっちり維持されているようなので、数量・単価ともしっかりとしたコンディションを保った状態で価格交渉に臨む態勢ができてきている。



▽B2Cならではの難しさもある中、エンドユーザーをしっかりつなぎとめているのが日本製家庭紙の品質の良さだ。肌心地のよいトイレットペーパーを、やはり消費者は自分に合ったものを、簡単に浮気などせずに気に入ったものを買い続ける。これこそがブランドの強み。「あ、これはいいね。今度もこれ買おう」と感じてもらうこと。肌でそう感じさせて、肌で納得させることができるという、日本製家庭紙の持つ能力の高さは、世界的にも稀なのではなかろうか。



▽考えてみれば、こんなにすごい製品があんなに安い値段で売られているということ自体、どこかに不相応な負担がかかっているとしか思えないわけで、そんなひずみを長年引き受けてきたのがわが紙パルプ業界、家庭紙業界であったことは論を待たない。これまでの価格修正交渉は、上げては下がり、上がってはまた戻りの繰り返しだった。「なんかもっといい値上げのやり方はないものかね」と業界人からも泣きが入る。今回こそしっかりと上げた後は、きっちりと維持して、下がらないように売り続ける態勢を取り続けてほしいと願っている。



▽身の回りの品物が次々に上がってきた。原料価格、物流費の高騰と、どの品物もイコールコンディションの中での価格改定だ。小売りにも共通した課題でもあり、理解も得られやすい。今こそ中身のぎっしり詰まった価格交渉をする時だ。


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4面のナノセルロース展セミナー連載は、今号より九州大学大学院の近藤哲男教授による両親媒性ヤヌスセルロースナノフィブリルの講演となります。

 

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ということで、いろいろな品物が値上がりしている昨今、消費者には痛い話ですが、ものを作って売ってる側からすると、原料、製造コスト、流通コストががっつり上がってる中で今まで通りの値段で商売やってると首が締まる、って話ですね。