御堂筋のイルミネーションにはまだ早かったみたい
それでも山吹色に染まった銀杏は鮮やかにライトアップされて僕らの歩みを軽くした
小さなビストロ店でうさぎのローストを頬張る
15夜を少し過ぎた夜だから罰は当たらないとか不思議な言い訳をした
ミナミへ一方通行の御堂筋からキタへ一方通行の四ツ橋筋にUの字にタクシーが曲がって真っ直ぐ北上する
無駄な遠回りは誰の仕業かと甘えた声が聞こえる
絡ませた指にシンプルな答えがこの先にあるとわかった
部屋の大きな窓辺
見下ろす街はさっきまで僕らがいた世界
君がまとった真っ白な衣が
この夜の終わりを
惜しみながら
僕ごと包んだ