タルトタタンに燃えた冬。 | Koro-chan's House Keeping Diary

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家事好きのワタシ,コロちゃんが送る、家事にまつわるエトセトラ日記。

 タルトタタンをご存じだろうか。りんごを砂糖とバターなどで煮詰めてキャラメリゼしたものを型に並べ、上からパイシートをかぶせオーブンイン。焼きあがってからひっくり返すとアップルパイのような仕上がりになるというイカしたスイーツだ。


 昨年、料理家の栗原はるみさんがNHKの「プロフェッショナル」でタルトタタンを一生懸命作っていたのを見て、ワタシの心にボワーッと火がついた。ボワーッと。


 さっそく7と11がつくコンビニのオンラインショップでレシピが掲載されている雑誌、「Haru-mi 秋号」を取り寄せたワタシはひとしきりの材料を取りそろえ、チャレンジしてみたが初回は大失敗。リンゴは煮とろけてしまい、母親に「いもの煮っ転がしかと思った」と言われるまでのグデングデンな出来になってしまった。


 しかし翌日は見事に成功。こんな具合になんとかレシピ通り,おいしく仕上がった。↓



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 冬の寒い季節にシナモンとりんごの香りが漂うキッチンはイカしている。そんな思いから毎日毎日毎日毎日焼くこと58個。ようやくワタシスタイルのタルトタタンが完成しつつある。はるみ氏のレシピでは紅玉という酸っぱいりんごをおススメしているが、ワタシの中でのトップはジョナゴールド。そのあと王林だ。砂糖は上白糖ではなく、三温糖のほうが好ましい。ちょっと甘すぎるのかもしれないけれど、りんごの風味としっとりとした食感がたまらんのである。渋めのお紅茶がススムねぇー。


 さらに作っていて問題になってきたのが形。自転車族のワタシが人様にお土産として持っていくとき、丸型で作るとかさばるし、柔らかいので形が崩れやすいのだ。そこでいろいろな形の型でも試作。タルトタタンはそんなに深い型でなくてもよい(ように思う)のでまず試してみたのはファミレスでよく見かける鉄のステーキプレート。縦長のタルトタタンができる。↓



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 これは紙袋へのおさまりが断然よろしく、さらにカットしやすいという利点もあった。しかし見た目はまだまだ改善の余地があるね。「タテタタン」と名付けた。舌噛まないでね。


 次に試したのは小さいスフレ型。完全1人用のタルトタタンだ。↓



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 これはカットの必要がないし、持ち運びの時にはスフレ型ごと持って行って、その場で「PっちんPリン」のようにひっくり返してもよい(持って帰ってこなきゃいけないけどね。スフレ型)。「オヒトリタタン」と命名。意外だったのはひっくり返してみると、和のお菓子のような姿かたちをしておったこと。もっと小さくつくって和のお茶会などでお抹茶と共に洋のこんなお菓子が出てくるのもオツかもしれない。抹茶とシナモンの香るお茶室・・・イケてるではないか!!!


 さあそんなこんなで、りんごの季節が終わるころまで続くであろうこのタタンブーム。何とか極めて我が家の定番にしたい。