私がひまわりカフェさんを選んだきっかけは、ブログに体験談だけでなく、タイの食べ物や観光地などを、時々載せていたことでした。現地を知ってるからこそマニアックなことも書いている。タイに行くからにはsrsもやって、観光も楽しみたい！そんな欲張りな私に応えてくれそうだと思いました。
1人での飛行機も初、海外も初で、スワンナプーム空港に着いた時、日本語が伝わらないところに来てしまったんだなぁと思い、今までにない不安感がありました。しかし、遅い時間にもかかわらず、集合場所でひろさんとまさやさんが待ってており、すごくホッとしました。
到着した次の日の夕方にガモンホスピタルに入院しました。その時の採血で急に具合が悪くなった時もまさやさんが水持ってきてくれたり横になってと言ってくれたりして安心しました。
翌日にガモン先生らと話をしたり検査をしてから手術しました。その間ずっとひろさんが先生や看護師の話を通訳してくれたり、付き添いをしてくれたりと、私から離れることなく見ていました。
術後の次の日以降は朝の回診時の時間帯にひろさんが来て、様子をうかがってくれました。私はシーンとしている空間が嫌で寝ている時以外ずっとテレビをつけていました。何を言っているのか分からないテレビの内容も簡単に伝えてくれたり、どのチャンネルが面白いというのも教えてくれたりと、よく知ってるなぁと思いました。
退院する前日に、もう1人ヤンヒーで受けた方がいて、ピンクのガネーシャを観に行くから一緒に行かないかと、ひろさんから提案があり、複数人で行ったほうが観光は楽しいと思ったので行ってみることに。
退院の時の回診でドレーンが取れなかったため、それをつけたままガネーシャを観に行くことに。
諸々あって集合時間に遅れた上、まさやさんや一緒に行ったY君にも「ゆっくりでいいからね」や「体調大丈夫？」と声がけいただき気遣わせてしまってちょっと申し訳ない気持ちになりながらも、ガネーシャ像を見たり、自分が生まれた曜日の色のネズミに耳打ちするのも体験できたり、道中でパッタイを食べたり。何より車内でY君やまさやさんからヤンヒーの話やかわいい看護師さんの話など聞けたことやタイでの暮らしの様子などを聞けたりと、新しく知ったこともあれば、そうだよねと共感することもあり、すごく大きな１日になりました。
この日歩いている最中に術後から胸に巻いていたものが途中でほどけてしまい、途中でまさやさんに巻き直してもらったり、バンコク市内に戻ってからトゥムさんに診てもらったりして助かりました。
次の日はドレーンを取り、乳首縮小を行いました。午後一番で先生に診てもらい、手術してもらえるかと思いきや、先約がいたため午後4時くらいからの手術となりました。その間1時間程度、病院そばのタイのあんかけ焼きそばの店で食べた後、その近くの商業施設を散策しました。この日は１日いっぱいひろさんがそばにいてくれて通訳や手続きの一部を手伝ってくれました。この前日あまり寝られなかったため少し眠かったにもかかわらず手術前になると眠気が覚め、不安感が強くなってきましたが、ひろさんが「部分麻酔してるから痛くはないから大丈夫」と励ましてくれました。実際痛くはなかったし術後に小さくなった乳首を見て感動しました。
術後、屋台に連れて行ってもらい、ひろさんオススメの焼き鳥やカオモックガイ、マンゴーを買ってホテルに帰りました。そのあと別口でマンゴーを買って持ってきていたY君と屋台で買ったマンゴーや焼き鳥を一緒に食べたり話をして、楽しいひとときを過ごすことができました。
帰国当日、ひろさんとMBKへ行き、安い服の店や帽子の店、ドライフルーツの店などでおみやげを買いました。その時も店の人の通訳をしてくれ、特にドライフルーツの店でドリアン味のキャラメルのようなものを試食できたことが嬉しかったです。オススメのお酒も教えてもらい、帰国してしばらくしてから飲んでみたいなと思いました。MBKには音ゲーコーナーがあるということを事前に調べていたため、ひろさんにお願いし、連れて行ってもらえました。タイで本当にできるとは思ってなかったし、久しぶりにやれて満足しました。
荷物をパッキングしてひろさんとまさやさんに見送られたあと、夜にスワンナプーム空港を出発しました。
FTMの知り合いが身近にいなかった中、勇気を出して世界に出たらFTMのお兄さんもMTFの美人さんもたくさんいました。そして彼ら/彼女らも同じ人間であり、様々な悩みを抱えていても他の友達と話したりアドバイスしたりすることで支え合って生きているということを今回の旅で学びました。FTMもたくさん実在していて自分だけじゃないということを改めて感じました。
ただ旅行をした、手術をしただけでなく、人生の経験を積むことができたのはひまわりカフェさんだったからこそできたのではないかと思っています。ひろさん、まさやさん、トゥムさん、そしてY君。本当にありがとうございました。また機会があったらひまわりカフェさんにお願いして、今度こそはおいしいカオマンガイを作るおじさんの店に連れて行ってもらいたいです。
