尿漏れは何故起こるのかを
簡単に説明したいと思います。
図１
まず陰茎形成ですが
元々有る尿道と前腕皮弁で
作った尿道とを繋げると
どうしても繋ぎ目が
（真ん中の黒い部分）
出来てしまいます。
この尿道を繋げる手術で
普通は、縫い合わせた所
がまだしっかり
塞がっていない事により
少し染み出る「漏れ」
亀裂がもしくは穴が空いて
しまった事による尿漏れは
結構頻繁に起こることがあります。
繋ぎ目は本当にデリケートな
部分なので手術するのも
相当難しくスキット先生は
陰茎形成の手術を
行なった次の日は
起き上がれないくらい
疲労困憊するくらい
神経を使う手術です。
しかし決壊した部分が
大きくなければそれは
切り傷が塞がっていくように
指示通りに押さえていれば
徐々に塞がって
いきます。
これがよく起こりうる
「漏れ」のケースです。
図２
繋ぎ目から漏れ出した尿は
睾丸（金玉）のあらゆる場所
手術の縫合の弱い箇所から
漏れてくる可能性があります。
（穴が大きくならない様にと
場所によっては押さえないと
いけない部分もあります。）
何故尿漏れが酷くなるのか？
「痛い！ムリ！」などと
しっかり押さえるの拒否し
漏れるがままにしていると
最初は染み出る程度の尿漏れの
ところに尿の道ができてしまい、
ダムの決壊の様に穴
がどんどん大きくなり、
「再手術」となります。
反対にきちんとした場所を
しっかり押さえると
抑えることで穴が圧迫されて
徐々に蓋がって行きます。
なので少しの漏れなどは
再手術などではなく
漏れていても退院できるのです。
しっかり押さえれば
尿漏れは治っていくのです。
おしっこをする時に
もし尿漏れが起こった
場合は斜線の部分を
（図２の絵を参照）
ガーゼを持ってナースが
圧迫する処置をしてくれます。
その時足は閉じて
睾丸を挟みこむスタイルで
立ちます。
圧迫する事で尿道の穴や
裂け目を圧迫して
おしっこが睾丸（金玉）
の穴ではなく陰茎の先
からきちんと出るように
なるからです。
もし尿漏れの再手術を
受けた場合は感染症を
防ぐ為に何回も再手術
する事は出来ません。
それは医師が早く退院
させたいからでも
医療費をケチりたいからでも
有りません。
自然に治る事も
高い確率であるので
少しの尿漏れなら退院と
なります。
尿道を圧迫する事で
尿漏れを防ぎ
再手術を予防するという
意味も有ります。
先生は何時でも患者様の
身体に負担がかかるのを
心配して縫い合わせるのも
いつも慎重に行なっています。
だから指示に従わず
漏れが悪化しているなど
なった場合の医療費は
自己負担となります。
痛い無理とか
もっと強く押して
下さいといっているのに
もっと尿漏れになるとか
医師とかナースの指示を
聞かない場合は特にです。
尿漏れの原因は接続部分が
しっかりくっつかない
くっつき難い自身の体質に
よる事も大きな原因です。
（だから人によって尿漏れが
起こる人や全くない人がいるのです）
（医師が退院許可を出してからも）
少しの尿漏れも
心配なら自身が希望すれば
入院費用を払えば
入院出来ます。
それを全て決めるのは
ヤンヒー病院では
手術担当医師になります。
そして寝たきりより
退院することで
リハビリを兼ねて
自分で何でもするようになり
退院する方が回復が
早くなる場合も有るからです。
尿漏れはすぐ治る人と
なかなか治らなく長期間
かかる人もいます。
しかし傷の回復と同じで
治る速さは人によって
全く違います。
そして帰国してから
尿漏れが起る人の
原因でダントツで多いのが
便座が濡れるから座りしょんを
していたという理由が多いです。
便座が汚れても傷がしっかり治る
半年～1年は座りしょんはしないで
下さい。
トイレットペーパーの芯など
捨てないで貯めておいて
飛び散らないように
陰茎をカバーすると
尿が便器に確実に入るので
一度試してみて下さい。
陰茎形成の詳しい質問は
ひまわりカフェまでご連絡下さいませ。
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