ずっと以前、マウスに高脂肪食を与えたら、がんが増大した、という論文が発表されて騒がれたことがあります。その論文の末尾は「ケトン食ががんを促進した」となっていました。しかしケトンに詳しいある研究者がその論文を詳細に調べたら、その研究でマウスに与えた高脂肪食は、ショートニング(トランス脂肪酸)だったのです(その後、アメリカではトランス脂肪酸は禁止になっています) その反対にオメガ3やオリーブオイルを与えた(マウスでの)高脂肪食が、がんの成長を抑制したという論文はたくさんあります。

がんは炎症を好み、炎症を利用して増大します。がんは進行してくると全身に炎症を引き起こし、宿主の筋肉を分解させ、そのタンパク質(アミノ酸)を肝臓でブドウ糖に変え(糖新生)がん自身のエネルギー源にします。がんで筋肉痩せ(悪液質)するのはこのためです。なので、がんがショートニングなどの炎症性脂質を好むのは、別におかしくないと思います。

一部引用要旨:最近の研究では、がんは脂質を栄養として利用して成長を早めたり、転移を促進していることがわかりました。研究によって、転移するがん細胞は脂肪をエネルギー源として利用している可能性が示されたというニュースです。(同時に)脂肪酸の種類によってがんのリスクが左右されることがわかっています。がんの発生や転移を促す可能性がある脂肪酸を3つ紹介したいと思います。1.飽和脂肪酸(バター、肉の脂身、ラードなど 2.トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング 3.オメガ6脂肪酸(サラダ油、ヒマワリ油、コーン油、大豆油、ごま油などの炎症性油)~ここまで

(ただし、私は飽和脂肪酸に関してはグラスフェッドならば大丈夫なように思います。でも正直なところ、飽和脂肪酸に関してはよくわかりません)

 

そして次の記事は世界最大のがん学会のASCO(米国腫瘍学会)で報告された内容です。査読はまだ受けてないようですが、この学会は審査が厳しく、この場で報告できるだけでも非常に狭き門なのだそうです。

一部引用:魚油カプセルを用いた高オメガ3脂肪酸、低オメガ6脂肪酸の食事指導が、積極的監視療法下の前立腺癌患者に対し、がんの増悪や転移を反映するとされているKi-67値を、対照群と比べて減少させる可能性があることが分かった。介入群(44人)は、オメガ6脂肪酸が多い食物(コーン油や揚げ物など)の消費量を減らして、オメガ3脂肪酸が多い食物(サーモン、ツナなど)の摂取を増やし、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の摂取比が4:1以下になるよう指導されたほか、魚油カプセルでエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)を1日当たり2.2g摂取した。対照群(47人)は、魚油を摂取しないよう指導された。(がんの増悪や転移を反映するとされている)Ki-67値について、介入群ではベースラインの1.34%から1年後には1.14%となり約15%減少していたが、対象群ではベースラインの1.23%から1年後には1.52%となり約24%上昇していた。両群間で統計学的に有意な差が認められた。

 

この結果からも、私にはがんが抗炎症性の脂質(オメガ3など)を好むとはとても思えません。これらを摂取して炎症を抑えたら、がんは自滅の方向に向かうはずだからです。むしろがんはオメガ3を嫌い、避けるのではないでしょうか。またケトン体にも(炎症を惹起する)NLRP3インフラマソームを抑える作用があります。

私は、炎症をできるだけ抑えることがとても重要だと、今でも思っています。

 

 

 mamyさんへ

 私はブログはやめた筈だったけど、私は自分をずっと信じてくれる人を置いてきぼりになんかしないよ!なので久々に更新してみました。ただ、mamyさんのことはmamyさん御自身が決めることと思うので「参考として」になってしまうのを許してね・・でも精魂込めて書いたので読んでみてください・・

 

この動画、すでに見たかもしれないけど、ステージ4のトリネガが完全寛解した1例です。動画で紹介されてるのは、私が初めの頃に傾倒したDr.Thomas Seyfriedの症例論文で、たった一人の成功例だけど、事実だと思うので希望は充分持てると思います。トリネガは特に糖尿病(高血糖、高インスリン血症)と関連していて、理論的には糖質制限やケトン食が向いてることになります。たとえこの動画と対処方のパターンが少し違っていたとしても、ハラヴェンやその他の工夫でがんが縮めばいい・・ぜひそうなってほしい・・私も切に望みます。

 

そして次の二つのリンクには、糖質制限ががんに対して抑制的に働く理論的根拠が書いてあります。(SGLT2阻害薬は糖質制限の一種)その前に私からも説明すると、腎臓の尿細管の細胞の表面には、尿から排出されるブドウ糖を再吸収する(掃除機の吸引口のような)SGLT2というパイプのようなものが集中しています。このパイプを塞いでブドウ糖の再吸収をブロックし、糖を尿から排出させてしまうのがSGLT2阻害薬です。よってその分だけ体内の糖が減ることになり血糖値も下がります。SGLT2はほとんどが尿細管に集中していますが、意外にも(いくつもの種類の)がん細胞にも発現しています。やはりがん細胞は糖を好むのですよ。だからこの薬はがん細胞のエネルギー源も減らせることになります。そのことを裏付けるように、SGLT2阻害薬ががんの進行を遅らせる論文も最近は増えてきています。

一部引用要旨:~その後多くの癌細胞でSGLT2が発現していることが分かってきました。癌細胞はエネルギー供給の多くを解糖系(ブドウ糖代謝系)に依存しています。SGLT2が発現している癌細胞にSGLT2阻害剤を使うとブドウ糖取り込みが阻害され、エネルギー供給が制限されます。さらには癌細胞の増殖に必要な他の代謝信号系(PI3K/AMPK系など)もSGLT2阻害剤が抑制することが分かってきました~SGLT2阻害剤の抗癌作用について研究が進行中です。基礎研究では、膵癌、前立腺癌、乳癌、非小細胞性肺癌、甲状腺癌、肝細胞癌、骨肉腫などで検討されています。臨床面では、他の癌治療法と組み合わせることで治療成績を向上させることが期待されています。現在10本の治験が行われているそうです。

 

そしてこちらは先月の9月4日に発表されたばかりの最新論文です。

一部要旨:2型糖尿病は、トリプルネガティブ乳がんと最も強く関連していることが判明しています。これは、糖尿病に関連する代謝調節異常とトリネガの発症または進行との間に潜在的な関連があることを示唆しています。糖尿病を患う乳がん患者はリスクが高く、転帰も悪いため、この患者集団では抗糖尿病治療が重要な考慮事項になります。抗糖尿病薬と従来の抗がん剤を組み合わせて糖尿病を管理し、がんを治療する有効性を調査することで、糖尿病関連がんをより効果的に治療できる可能性があります。SGLT2阻害剤は、腫瘍壊死を促進することにより、乳がん、肝臓がん、膵臓がん、前立腺がん、腸がん、肺がんの場合の抗がん療法となる可能性があります。カナグルなどの SGLT2 阻害剤とドキソルビシンなどの化学療法薬を組み合わせると、相乗的な細胞毒性効果が実証されており、乳がんモデルにおける化学療法耐性を克服できる可能性があります。全体として、SGLT2 阻害剤は、化学療法に抵抗性のあるトリネガを含むさまざまなサブタイプの乳がん患者の臨床転帰を改善する可能性がある、新しく有望な治療アプローチです~引用ここまで

 

ただし現在はSGLT2阻害薬のがん治療の保険適応がないので、まだ現実的ではないです。個人輸入があるけど、用量などの注意点もいくつかあるので、素人判断では危ないです。でもmamyさんは糖質制限ならできるはずです。ケトン食が難しいなら、夕食を早め(7時ごろまで)に済ませ、翌日の朝食を6時ごろにするだけでも、血糖値は少し下がります。要は夜間の空腹時間を少し伸ばすのです。お腹が減ったらルイボスティーならノンカフェインなので大丈夫です。mia-youさんもそうしていたよ・・そして夕食も軽めにすれば、胃腸も休まるしケトン値も少し上がります。あとタンパク質は身体に絶対に必要だけど、食べ過ぎると余った分が糖質に変わり、血糖値が下がらなくなります。そしてタンパク質も(糖質の半分くらいだけど)直接インスリンを出すのです。それと(心配しすぎる必要はないけど)タンパク質の一種のグルタミンはがんの餌にもなるので、がんに余計な養分を与えないためにも、タンパク質は体組成計で筋肉量が減らない程度がちょうどよいのです。余らないように筋肉で全部吸収してしまえばいい・・そしてオリーブオイルやMCTオイルで補充すればカロリー不足にならないので筋肉痩せは起きません。

あと腸内細菌叢と筋肉量も大事です。ただし筋肉痛が生じるような激しい筋トレは(炎症が生じるので)避けた方がいいです。筋肉痛が起きない程度の、無理のないスロースクワットがいいんじゃないかな・・

 

私は以前から(慢性)炎症を抑えると抗がん剤が効きやすくなるように考えてました。炎症反応は本来は怪我や有害な異物の排除に必要です。でもこの炎症状態はできるだけ早めに収束したほうがいいのです…怪我だって早く治った方がいいものね。これが本当の意味の免疫力じゃないのかな。また慢性炎症がなぜよくないのかというと、ウィルスやがんをやっつけるキラーT細胞がいつまでも活性化され続けると、疲れ切ってしまって、免疫機能が低下したままになってしまう(免疫疲弊)からです。そして歯周病や2型糖尿病も慢性炎症の一種なので、それらにも気を付けてね・・

 

私の会社の税理士の姉さん(トリネガ)も崖っぷち状況だったけど、トモセラピーが劇的に効いて現在は順調です。先日、彼からまたその話を聞きました。

 

mamyさんも他の転移はすべて消えたのだから、これまでの取り組みは良かったんだよ・・皮膚転移は予想外だったけど、またいろいろ良い方策を見つけながら頑張っていこうね!

今から7年前の3月頃に、私は原因がわからず、どんどん痩せ続けたことがあります。妻が死んでから2年目くらいの出来事です。それもダイエットなどというレベルでなく、体中の筋肉が日を追うごとに加速を付けて減り続け、半年後にはついに体重が30㎏を割りそうになってしまいました。その頃はベッドから起きるのもやっとで、事務所のシャッターを開けることもできず、従業員に手伝ってもらっていました。そして鏡に映った自分の顔はまるで死相が出た骸骨みたいになり、後でわかったのですが、私の跡継ぎの娘婿が、私が自殺でもするのではないかと見張っていたらしいのです。ただ、これはがんではないと思いましたが、プロティンを飲んでも何をしても痩せは止まりません。本当に危なくなってきて、ようやくの運転で辿り着いたクリニックでは血糖値が46しかなく、極度の栄養失調状態でした。でも精密検査では体のどこにも異常はないので、カルテにどう書いたらよいのか主治医も戸惑っていました。だけど最終的には心が原因だと記入していたようです。後にすっかり回復した私を見て、主治医が「あの時は死んでしまうかと思った」と呟いていました。医師が客観的に見ても、あの時の私は餓死寸前だったようです。でも苦しくてもう死ぬなと思った時「ああ、これでようやく妻の処へいけるんだ」という安堵感が湧いてきたことも意外でした。でも現在の私はすっかり健康で、これはもう遠い過去の出来事です。

 

昨年の暮れ、私がよく見ていたYOUTUBEの人が突然亡くなってしまいました。その1週間前に急性骨髄性白血病と診断され、直接の死因は肺炎だそうです。ただ私は思ったのですが、周囲の方も含め、どうしてもっと早く気付かなかったのでしょうか。本人も風邪と思ってたようです。でもYOUTUBUで見る限り、かなり前から痩せてきていて、調子も悪そうで、ただの風邪にはとても見えなかったです。もうあのお話が聞けないと思うとすごく残念で寂しいです。

さらに年末にはプロレスラーのキラー・カーンさんも亡くなってしまいました。これは以前手術した大腸がんの再発でなく、動脈破裂による突然死だそうです。その日は御自身の経営する居酒屋での接客中に突然倒れ、しかもその5時間前にはX(ツイッター)に元気な様子を投稿していたそうなので、御本人もまさか死ぬとは思ってなかったでしょうに・・ただその数日前から頸が痛いと言ってたそうなので、その時すぐに病院へ行っていれば助かっていたのかもしれません。やはり高齢になって不調を感じたら、早めに病院で診てもらった方が安心に思います。

 

私の会社のホジキンリンパ腫で経過観察中の男性(48)は昨年の暮れに(治療終了から)画像診断も含めた2年目の精密検査を無事に完全クリアできました。リンパ節で赤く光った個所はひとつもなかったということです。血液のがんはその性質上散らばりやすいので、彼も心配してましたが、最近は顔色も良いので私は大丈夫と思っていました。それに散りやすいのならば、出てるならもう出てるでしょう。一応あと3年間無事なら卒業だそうです。確かなことはわかりませんが、私の中では彼はもう大丈夫と思っています。そして彼の場合は、最初の段階でがんを疑い、アドバイスしてくれた歯医者さんの判断がすごく良かったのだと思います。それに彼には私が付いています。

 

私は過去、すごく辛かった時には、高校生の時に知ったレオ・セイヤーの「ショーは続けなければならない」という言葉を自分に言い聞かせてきました。妻が死んだ時にもこの言葉で乗り越えられたように思います。

そして私は人生は一度きりだと思っています。でも身体が資本であることも事実です。いくら立派な目標があっても、頑張り過ぎて心不全で死んでしまえば元も子もないです。

 

今日はとりとめもないことを書いてしまいました。でも私は基本的に嘘は嫌いです。本音を書いて嫌われたって仕方がないでしょう。

 
 

今から8年ほど前のある朝、私は血尿が出て驚いたことがあります。便器の中が赤く染まっているのです。痛みは感じ無かったけど・・その前日に、急坂が多い西沢渓谷(山梨県)をかなり歩いたので、たぶんその疲労のせいかな、とも思いました。ただ、私の兄弟や叔母が透析患者だったので、私自身もいずれそうなるのではないか、とすごく不安になったものです。その数年前から尿路(腎)結石の予防目的でクエン酸水は飲んでましたが、だんだん面倒になり、血尿が出たころにはクエン酸はほとんど飲んでなかったです。あれはかなり酸っぱいのです。ただ、血尿はすぐにおさまり、それ以降はそういうことはなかったです。

 

血液中のPH値(アルカリ性、酸性)は通常は7.4前後に厳密に保たれています。ただ、ケトン体は元々は酸性なので、それにより血液が一時的に酸性に傾くと(体は)腎臓から重炭酸イオン(アルカリ)を血液中に放出して酸を中和したり、肺による呼気(吐く息)で二酸化炭素(酸性)を吐き出したり(緩衝系)、尿から体内の過剰な酸性物質(利用されずに余ったケトン体やリン酸など)を排出し、血液中の酸性とアルカリ性のバランスを一定に保ちます(酸塩基平衡)この時に排出される尿は酸性寄りになるので、尿路(腎)結石が出来やすくなることがあります(あれはかなり痛いそうです)  私はケトン食を始めた12年くらい前からこのことは聞いていたので、念のためにクエン酸水をある程度飲んでいました。ただし誤解しないで頂きたいのは、この場合はケトン体そのものが悪い訳ではなく、ケトン体が利用、代謝できない(使い切れない)状態が長期に続くことが良くないということです。ケトン代謝に体が慣れてきて(スムーズになり)体内での利用率も高まってくれば余剰なケトン体も減るので、そのような状況にはなりにくいと思います。それに酸性物質が悪いのならば、クエン酸(酸性)を多く含む柑橘類や梅干しなどもすべて体に悪いことになってしまいます。クエン酸は体内ではアルカリ性に変わります。また血液はアルカリに傾きすぎても危険なのです(アルカローシス→ふらつき、錯乱、失神など) 重要なのは血液中のPH値が常に7.4前後に維持されてることであって、実際に私はこれまで一度も尿路(腎)結石にはなっていません。

 

しかし血尿から4年後、ずっと順調だった私の腎機能を現わすクレアチニン値(男性基準値0.61~1.04mg/dLくらい)が少しずつ上昇してきたのです。その後も上昇は続き、ついには定期検査で基準値を飛び越えてしまいました(当初0.69→1.07→1.17)主治医からは次回の検査もこのままだったら、腎臓内科に紹介すると言われ、私は焦りました。自分の兄弟や叔母の腎臓が悪化していく様子を間近で見て知っていたからです。もし、自分も同じようになったらどうしよう・・ケトンでも遺伝体質は変えられないのか、とかなり不安になったものです。

 

でもそれから私は腎臓病について徹底的に調べ、試行錯誤を繰り返しました。野菜は必ず煮こぼしてから食べたり(カリウム除去)、コーヒーを飲む量を1日3杯までに減らし(それまではバターコーヒーを1日10杯以上飲んでいた)牛乳を少し加えてミルクコーヒーにしたりもしました(シュウ酸対策)クエン酸水も本格的に再開し、重曹水も分けて飲むようにして、毎朝の尿PH値もキッチリと測り、アルカリ寄りを目指しました。ただ、私の場合は重曹の方が尿PH値がアルカリになったようです。それらのうちの何が良かったのかわかりませんが、次の検査ではクレアチニンがかなり下がっていました(1.17→0.74)今から4年前のことです。

それからクレアチニン値は基準値内を上下したりでしたが、先月の健康診断では2年連続でクレアチニン値が最低基準値を下回るほどまでに戻りました。
      今年 ←  昨年 ← 一昨年

たとえ加齢現象でこれから再び少しずつ上がったとしても、もうすぐ65歳の私は、透析から一生逃げ切れそうです。

 

私はすでにがん患者ではなく、遺伝性の腎臓病もなんとか克服できました。闘病記としてのこのブログの意味も薄れてきたようです。

でも私はこれまでブログを通して、多くの方々と知り合えて励まし合ったり、たくさんのことを学ばせていただきました。そして、ぽんぽこさんのように、余命宣告3~6ヶ月の膵臓がんから奇跡的な大逆転を実現され、5年後の現在も元気で順調な方もおられます。他にも厳しい状況から無事に卒業されていった方達も結構いらっしゃるのです。

でも悲しいお別れもありました。皆さん一生懸命頑張られて、ほとんどの方々がクオリティーも高く、余命の中央値よりも長く生きることが出来ましたけど、最後は旅立たれてしまいました。私はブログから離れたくなりました。しかしまた、ご遺族の方々から感謝のご連絡をいただいたことも数度ありました。ある時には、40代のご主人を亡くされたばかりという、ある女性からの突然のご連絡があり「がんになってから数年、治療法もないと言われ、たくさん悔しいこともありましたが、主人は亡くなる半年前まで好きだった海で過ごすことも出来て、ケトン食をしてきたことに後悔はございません。長い間ありがとうございました」とご連絡いただいた時には、心がやすらいだものです。

 

私の妻は9年近く前にヘルペス脳炎で突然他界しました。運悪く子宮内膜炎も併発していたので、ダメージも多く、担当医からも治療法がわからないと匙を投げられ、しまいには他の病院をたらい回しにされました。このブログには、あの時妻を助けてあげられなかった果てしない私の無念が・・ もう一度やり直したかった・・という執念のような強い想いがあったように思います。

でも私ももうすぐ65歳です。そしてもう闘病者ではありません。コロナやインフルも平気で、歯も丈夫です。これまで糖質制限ケトン食を実践してきて正解だったと思っています。ただ、糖質制限に限らず、病気を遠ざける重要なポイントは、やはり慢性炎症を抑えることにあったように思います。これからも皆さんのご健勝を心から願っています。

もうずっと前のことですけど、私の叔父が心臓発作で死にかけた時、病室のベッドの天井からもう一人の自分が下を見ていて、グリーンの芝生なども見えたりして、その間はまったく苦しくなかったそうです。いわゆる臨死体験です。これは私の母親が叔父から直接聞いた話なので間違いないです。その時、叔父は運よく蘇生できたのです。

 

私が12年間ケトジェニックを続けてきた理由の一つに、ケトン体による多幸感があります。ようするにケトン体が不安を打ち消してくれるのです。私の妻が突然死んだ時もケトンに助けられたように思います。そして、かって私のケトンフレンドだったナッツさんやharukaさんもよく「ケトン体には多幸感がある」と仰っていました。またmia-youさんもやはりケトジェニックでストレス(不安感)に強くなったと何度も強調されてました。

 

ケトン食は本来はてんかんの食事療法です。薬が効かない難治性の場合でのしっかりしたエビデンスがあります(平成28年にてんかん食として保険適応) 脳のグリア(アストロサイト)細胞から直接作られるケトン体が、脳内の異常発作を抑えるのです。だからケトン体には脳の炎症を抑える作用があるはずです。さらにケトジェニックはアルツハイマー病やうつ病、統合失調症、自閉症、片頭痛、パーキンソン病などにも効く可能性があるという、しっかりとした論文がいくつも出ています。これらの疾患は最近では炎症仮説も有力です。ケトン体が脳の炎症を抑え、保護する効果があるのは間違いないと私は確信しています。

 

一部抜粋:なぜ死の直前に「心地よさに包まれた」と話す人が多いのか。それは、人の体には死の間際に苦痛を和らげようとするメカニズムが備わっているからだ、と在宅医療・訪問診療を専門に行う「ホームオン・クリニックつくば」の平野国美院長が説明する。「人が死ぬ間際には、脳から脳内麻薬ともいわれるエンドルフィンが分泌されて、体全体が快楽に包まれます。これが『臨死体験』において苦痛が少ない原因だと思われます。私の患者さんでも『意識を失って、気が付いたらお花畑を歩いていた。ふと見ると川が流れていて、その対岸で亡くなった母親が手を振っていた』という方がいらっしゃいました。死後の世界があるのかは分かりませんが、人間の体には、死の瞬間に心地よい幻覚を見る機能が備わっているようです」平野医師はさらに、自然死を迎える高齢者の場合、食が細くなり、体内にケトン体という物質が溜まっていくが、これもまた「多幸感」を感じさせる理由の一つだ、と付け加える。

 

一部抜粋:動物を脱水や飢餓状態にすると脳内麻薬であるβエンドルフィンやケトン体が増えます。これらには鎮痛・鎮静作用があります。自然な看取りで亡くなった方にも同じ事が起こっているはずです。

 

ケトン体は通常は肝臓で産生されますが、脳内のグリア(アストロサイト)細胞でも直接作られます。ケトジェニックが脳腫瘍に比較的強いのは、このためだと私は考えてます。私が初期の頃に追随した、脳腫瘍のイギリスの青年二人とカナダの女性は、現在もみな元気です。そして私も、寂しいけど元気です。

 

私は過去を思い出してつらくなった時「その時ベストだと思ってしたことがベストだったんだ」と想うようにしています。すると心が少し軽くなれます。そしてこの世に100%確実なんてことはまずないのだから、少しでも確率の高い方に賭けるのがベストだと思っています。

これからも皆さんのご健勝を心から願っていますビックリマーク

             yuji&kiyoko&taro三毛猫オッドアイ猫パグ

 

これまであまり書かなかったのですが、私がブログを通じて知り合った方には、かなり危ない状況だったにもかかわらず、無事に卒業されていった方達が結構いらっしゃるのです。ただ、そのことにあまり触れなかったのは、それが個人的なことだし、その方達が病気のことはもうあまり思い出したくないのかもしれない、と思ったからです。それにその方達はもう既にブログから離れているので、ここで書いて良いのかどうか確認のしようもなかったのです。でももう昔のことだし、現在闘病中の方々の希望にも繋がるかもしれないので、私がここに書くことを、その方達もきっと許してくれると思います。皆さん、とても心の優しい方達でした。

 

もうかなり前のことですが、がんで経過観察中の女性が私のブログを訪ねてくれ、互いにコメントでよくやり取りしました。彼女は大好きだったお父さんをがんで亡くされ、やはりがんだった私をお父さんの面影と重ねていたようです。よくお父さんとの思い出を話されていました。でも彼女もがん(子宮頸がん)になってしまい、当初は糖質制限や当時のMEC食で様子を見たそうですが(抑えきれなくて)がんがお腹の皮膚から飛び出してきてしまったそうなのです。なので全摘手術し、術後補助化学療法(点滴)とケトジェニックで経過観察していました。彼女が私のブログを訪ねてきたのはちょうどその頃です。でも彼女は、がんがまだ皮膚の近くに残ってる感じがする(時々サインがある)と常々仰ってました。それでも彼女はとても明るく、いろいろ自分で実験するのが好きで、iHerbのバニラヘーゼルナッツフレーバーのMCTオイルがソフトクリームみたいな香りで良かったとか、今は1日1食を試してるとか、メトホルミンを試してみたとか(但し怠くなったのでやめた)、点滴の術後補助化学療法に合わせて52時間水のみ断食(絶食模倣食)で臨んでみたとか、いろいろ試したことを楽しそうに話していました。そんな彼女も、もう今から4年程前に無事卒業され、ブログも完全に消去して去っていきました。現在はどこかで元気に過ごされていると思います。もう私のブログもまったく見てないようです。ナッツさん、今頃どうしてるかな・・もうお子さんたちも大きくなったかな・・たまには様子を知らせてくれればいいのに・・あの時どこまでもついてくると言ってたじゃない・・グチもでちゃうよ!

 

また、今から数年前には、御家族の方が肺がんで経過観察中だった女性が、このブログに毎度のように来てくれました。彼女とはよくオメガ3のやりとりをしたものです。その御家族の方の経過はずっと順調でしたが、ある時の検査で腫瘍マーカーがいきなり基準値を超えて跳ね上がってしまい、彼女がものすごく不安になったことがあります。ただ、画像上は大丈夫だったので次回の検査を待つしかなかったのです。でも私も内心では気になっていました。ところが(運命が決まるような重要な)次回の検査の直前から、彼女は突然私のブログから姿を消したのです。私はその後、彼女の御家族の方がどうなったのか何年間もずっと気掛かりでした。でもつい最近になって、御家族の方は無事に卒業できていたことがわかり、私の心もようやくスッキリと晴れました。あの時の私の心配は杞憂だったようです。彼女はあの時から病気のことはあまり考えずに生きたいと思い、その後は闘病ブログ関連は一切見なかったようなのです。突然いなくなったので私もすごく心配しましたが、私のことを覚えていてくれただけでも良かったです。でももう彼女はがんのことは思い出したくないようなので、私のブログを見ることは、これから先もおそらく無いと思います。

 

それともう御一方、乳がんだった女性もすでにブログは卒業されていて、現在は仕事に復帰して元気に過ごされてるようです。彼女のがんには悪性度がかなり高い稀な種類の乳がん(胃がんのスキルスのようなもの)が2種類も混じっていて、私も内心すごく心配したものです。でも彼女は標準治療とともに私のフィッシュケトンも選んでくれ、普通だったらなかなかできない血糖値とケトン値の比(1:1)も達成されていました。彼女はその他のいろいろな面でも私とソックリそのまま、まるでコピーみたいに私を後追いしてくれたのです。私も心の底から一生懸命彼女を応援していました。懐かしい思い出です。ただ、その彼女も現在はもうブログから離れ、私のブログもまったく見てないようです。もう過去の辛かった出来事はあまり振り返りたくないのでしょう。

 

知り合った方達が無事に卒業されていくことはとても良いことだし、私も心から嬉しいです。ただ(じゃあ)いつまでも残ってる自分は何なんだ、という気もしてきてしまいます。これまで自分が必死になってしてきたことは何だったんだろう・・結局自分だけがポツンと取り残されただけじゃないか、というような寂しさも感じてしまうのです。

でも先日には、私の会社のホジキンリンパ腫で経過観察中の男性従業員が(仕事に復帰してから)1年目の検査を何とか無事にクリアできました。それでも彼は検査結果に気になる箇所があって、いまいちスッキリできなかったようなのです。でも私が詳しく訊いてみると前回も同じくらいの数値だったので「それなら大丈夫だよ」というと、彼は「主治医も同じことを言ってた」とやっと安心できたようでした。これまで私がブログを通して学んだ経験が、思いがけないところで役に立っているようです。私が精魂込めて目一杯してきたことは、自分のためにもなっていたみたいです。私だけが取り残されたのではなかったのかもしれませんね。

少し前のことですけど、以前私と同じフィッシュケトンをされていた懐かしのブロ友さん(女性、乳癌)が、久々にブログを更新され、無事に「5年生に進級」出来たそうです。そのブロ友さんは、稀なタイプの乳癌も混ざってたので、私も当時は内心すごく心配したものです。でもここまでこれて本当に良かった・・涙が出るほど嬉しかったです。良かったー! そして当時のことが懐かしく思い出されました。

 

そのブロ友さんは、乳癌がわかってから、標準治療だけでなく私のフィッシュケトンも選んでくれ、アブラナ科野菜メインの色とりどりの多彩な野菜類、プチトマト、アボカド、良質の脂質選び、イワシ水煮缶メイン、そして間食の種類なども基本的に私とだいたい同じような感じでした。さらにレモン汁を使った料理が多かったように記憶しています。レモンにはクエン酸がたくさん含まれてます。やはり私と同じアルカリフィッシュケトンだったのですね。

ただし料理の腕は私よりずっと上手で、カラフルで美味しそうなケトンメニューをよくブログにアップしてくれてました。1日の糖質量も大体私と同じくらいの感じで、自然に血糖値も低めに下がり、高めのケトン値でした。化学療法終了してからの体重減少はなく、体調はとてもよく花粉症もかなり改善されたと仰ってました。懐かしい思い出です。現在は仕事にも就かれ、元気に毎日を過ごされてるそうです。最終ゴールはまだ先ですが、きっと完全サバイバーになってくれると思います。

 

ところで花粉症で思い出したのですが、そのブロ友さんはアマニ油も使われてました。アマニ油にはアレルギーを抑える効果が実際にあるようです。以下の内容は、私が尊敬するフェイスブックで有名なYさんが以前紹介されてました。

 

要約すると、アマニ油に含まれる植物性のオメガ3(αリノレン酸)がマウスの腸内細菌で代謝されると、腸内細菌がαKetoAという物質を産生し、この物質の抗炎症作用でマウスのアレルギー性皮膚炎や糖尿病が改善された。このαKetoAという物質はヒトでも産生されることが確認されたが、その量には個人差があった。

おそらくヒトでも同様の効果はあるのでしょう。ただし産生量に個人差があるということは、αKetoAの産生にはそれに見合う善玉菌が必要で、まだ種類は特定できてないのですが、原論文には日本の漬物、韓国のキムチ、ドイツのサワークラウト(キャベツの漬物)など(ラクトバチルス プランタルム=乳酸菌)が良さそうだとありました。ようするにアマニ油の効果を高めるには、発酵食品と一緒に食べたほうがよい、ということでしょう。現在私は納豆にアマニ油をかけて食べてます。鼻の通りが良くてすごく快適です。

 

やはり平凡な日々が一番のように私は思います。それには(地味でも)できるだけ普段から抗炎症的なライフスタイルを心がけていくことがとても大切に思いました。

私の母親は大正14年生まれなので昭和の年号と年齢が一致していて(昭和20年、20歳)戦前のことも良く知っていました。意外と話し上手で私が子供の頃には当時のいろいろな思い出を話してくれたものです。

 

当時、東京の農家だった母親の近所にすごく利口な飼い犬がいて評判となり、軍用犬として招集されて中国大陸まで連れていかれたそうです。終戦時には現地に置いていかれそうになったのですが、あまりにも利口なので帰国者達に連れられて引き挙げ船で舞鶴港(京都)まで戻ってこれました。しかしそこで皆とは離されてしまったそうです。犬の故郷がどこなのかよくわからなかったのか、或いはその頃の汽車には犬を乗せられなかったのかもしれません。

 

それからかなり月日が経過した(月単位か年単位かは不明)ある日の夜中、母親の近所の家の雨戸をガリガリする音がしたというのです。家の主が戸を開けると、なんとその犬がそこにいたのです。家の主は思わず犬を抱きしめて大泣きに泣いてしまったそうです。京都の舞鶴から東京までは500km以上はあるはずです。現在のように高速道路があるわけでもなし、山あり谷ありの遠距離をどうやって戻ってきたのか不明です。でもこれは実話です。

 

私の母親は現在の私と同じ年代の頃に2型糖尿病と診断され、インスリンの自己注射をしていました。でもその後、運動療法とカロリー制限で治ったと判定されインスリン注射はしなくても良くなったのです。しかしその後、気が緩んだせいもあったかもしれませんが動脈硬化は徐々に進行し、最後には腸の動脈が完全に塞がって(腸梗塞)帰らぬ人となってしまいました。あの時、質の良い脂で糖質制限していれば少しでも長生きできたかもしれないという思いが私には強いのです。私がフィッシュケトンにこだわるのはこのこともあるのです。質の良い脂で、(体質的に合えば)糖質制限は安全だと私は考えています。今朝の私の血糖値は79でケトン値は2.6でした。これからもずっとこんな感じでいきそうです。

私は今から21年前に、ツバイという全国レベルの結婚相談所を通して(東北在住の)離婚経験のある妻と知り会い結婚しました。妻は以前の嫁ぎ先の姑が旧家でひどく我儘で気が強くて(当時の妻の)旦那も守ってくれず逃げるようにして家を出てきたのです。慰謝料も1銭ももらいませんでした。娘たちの親権も奪われそうでしたが、当の娘達自身が「お母さんの方がいい」と言ったのでそれだけは何とか免れたのです。そしてアパートを借り、女手一つで一生懸命町工場で働きながら二人の娘たちを育てていました。

 

一方の私は身長があまりなく、おまけに口下手で女性にもてず、兄弟に障害者がいたこともあり40歳になるまで結婚に恵まれませんでした。そして私の会社は規模も小さく(きつい肉体労働なので)全員男性で、私の周囲には女性が一人もいなかったのです。

でもそんな私と出会った妻は私の内面をとても重視してくれました。それからは(東京から)東北までクルマで何度もデートに行き結婚を決めました。妻とはお見合いのような形でしたが一度もケンカしたことはなく、年老いた私の両親もとても大切にしてくれ、巡り会わせてくれたツバイ(結婚相談所)には今も感謝しています。

 

しかし結婚してから数年後、私の会社の従業員が作業中に人身事故を起こしてしまい(その過失割合を巡って)裁判にまで発展してしまったのです。私は当初はかなりの金額を用意して相手側との示談を(弁護士に)依頼したのですが、当の弁護士が「こちら側に非が無いのに謝罪してはいけない」と強くいうのです。すると相手側は私の会社だけでなく請負元に対してまでも訴訟してきました。もし負けたら会社自体が無くなってしまう可能性があります。私は必死でした。でも結果的に全面勝訴で私は会社を守ることができました。しかしその間に良性だったはずの私の胃のポリープは、サイズの大きな超悪性の低分化腺癌(スキルス胃癌と同じ種類)へと変貌していました。すぐに手術で胃を全摘し再発予防のTS-1も1年間服用しました。

 

何とかようやく手術から5年無事に経過した頃、今度は妻がヘルペス脳炎という年間100万人に1~2人くらいしか発症しない致死率の高い病気に罹り、突然この世を去ってしまいました。子宮内膜炎も同時併発していたせいもあったのですが、お医者さんもヘルペス脳炎は症例が少ないので良い解決策が見つからなかったようです。

 

ヘルペス脳炎は通常は幼児が罹るものであり、大人では非常に稀なそうです。私の妻は子供の頃から肉アレルギーがあり、動物食がほとんど食べられなかったのです。おそらく血液脳関門もしくは鼻粘膜の細胞膜(バリア)が弱くなってしまい、そこからヘルペスウィルスが脳に侵入してしまったのだと思います。ベジタリアンの方には申し訳ないけど、健全な細胞膜の維持にはEPAやある程度の飽和脂肪酸(動物性脂肪)も必要だと思います。

 

私の妻は子宮癌検診や乳癌検診も1年に一度は必ず受けていてまったく異常はありませんでした。通常の健康診断もすべてオールAでした。しかし片頭痛が強かったです。あれがサインだったのかもしれません。糖質制限で片頭痛が改善されることは多いです。魚中心の緩い糖質制限でも良いから・・・そうしていれば妻は今も元気だったかもしれない、とすごく残念に思うのです。

自家製アーモンド粉(無塩、無添加)60gとゼラチンリーフ6枚、純ココア10gを水400ccでよく掻き混ぜ軽く煮ます。型に流し込んで冷やせば出来上がりです。アーモンド粉だけだと超薄味なので、物足りない場合は安全な甘味料を加えれば食べやすくなると思います。

 

私はケトン食実践者ですけど、あまり厳密に糖質量を測ったことはありません。普段食べているアブラナ科野菜やキノコにも糖質は含まれているからです。現在は1日20~30gくらいでしょうか。自然な食品を食べる限り糖質ゼロは事実上不可能です。

 

糖質制限やケトン食で失敗するケースには脂選びが良くないこともかなりあるように思います。糖質を減らせば確かに最初は体重肥満が減り、高血圧や血糖値も下がるでしょう。だけど質の悪い油食品ばかり食べていたら、徐々に炎症体質になって不調になってくるように思います。私はサラダ油、紅花油、大豆油、コーン油、マーガリン、ショートニング、などの炎症性油とキャノーラ油は基本的に食べません。

 

1型糖尿病はリウマチと同じように自己免疫疾患です。免疫システムが自分の膵臓の(インスリンを作る)β細胞を攻撃して破壊してしまいます。リウマチは関節を壊すけど、1型糖尿病は膵臓のβ細胞を壊すわけです。どちらも慢性炎症です。https://www.clinicalnewswire.com/news/848.html (参考)

糖尿病マウスにオメガ3をたくさん食べさせたら、膵島炎が大きく減少して(炎症を誘発する)IL-6などのサイトカインが下がり、1型糖尿病の発症が減少したそうです。ヒトの場合でも炎症を下げる点についてはたぶん同じだと思います。

 

コロナで怖いのは大きなサイトカインストーム(炎症の嵐)です。普段から小さな炎症を抑えておけば、かなり予防効果があると思います。

https://www.youtube.com/watch?v=n6AmD9JgEcc