関西本線富田駅と言えばかつては急行列車が停車した基幹駅でした。今でもセメント輸送の貨物列車が頻繁に出入りする主要駅ではありますが、JR東海、旅客駅としては無人駅になってしまいました。三岐鉄道三岐線との旅客乗り換えはすべて近鉄に委ねられています。6月30日の夕方に訪れたJR東海富田駅の様子です。富田駅の駅舎は国鉄時代の雰囲気を残しますが、改札口は廃止され交通系カードの改札機だけの味気ない風になっていました。

 

乗務員さんしか使用しなくなった三岐線のホームには三岐線0キロポストが確認できました。

 

どこの駅にもあった駅員さんの渡通路がこの駅では今の見ることができます。

 

乗降客が利用する跨線橋もいい味出しています。

 

東口へ向かう跨線橋の上から三岐鉄道富田家構内を俯瞰してみました。鉄道模型で再現したい駅構内の風景がありました。

 

日常的に私鉄線とJR貨物線が貨物列車を受け渡しする様子も貴重になりました。

 

つい1年ほど前までは関西本線でも211系電車を見ることができました。しかし富田駅と駅票と211系の組み合わせはこれが最後になりそうです。

 

かつては長編成の急行列車が停車した富田駅ですが、今ではわずか2両編成、キハ75系快速みえ号が足早に通過して行きました。味わいある風景が残るJR東海富田駅は、また訪ねてみたくなる、そんな駅でした。

 

(撮影:Canon EOS7DⅡ)

 

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