鉄道ファン愛読50年、先月末に近所の書店で購入した2024年4月号の表紙はJR東日本E657系K2編成でした。E653系のリバイバル塗装です。特集はJR東日本の特急。価格は1,250円税込でした。購読50年を迎えた鉄道ファン誌50年前、1974年4月号の表紙は1973年12月30日から営業運転を開始した京成AE特急でした。この車両でさえ引退して久しくなりました。特集は小諸出てみりゃD50の煙、ほかでした。前号に続き、巻末には付録としてSLダイヤが掲載されています。巻頭を飾ったのは地元消えゆく名古屋市電のカラー写真、さらに球磨川下りのC57は肥薩線で最後の活躍をしたC57の美しい写真でした。本誌が発売した頃には人吉区にはC57やD51の姿はなく現役だったのは今注目のSL人吉58654を含む湯前線のハチロクだけという状況でした。鉄道ファンフォトサロン、小諸出てみりゃD50の記録、現在しなの鉄道となっている信越本線で活躍した蒸気機関車、浅間山をバックに走るD50や長野工場式デフを装備したナメクジD5195の写真が掲載されていました。表紙の京成AE(エアポートエキスプレス)愛称はスカイライナーについては2年前に車両は竣工していたものの成田空港の開港が遅れ、1974年成田山初詣特急として見切りスタートしました。新幹線では第3浜名橋を渡る961形試作電車の写真も興味深いです。塗装は東海道カラーながら先頭スタイルは上越新幹線200系であり編成には寝台車まで設定されていた夢のある車両でした。まだ当時は小さな記事でしたがEF58牽引14系座席車による臨時特急金星51号の運転や東海道本線関東地区ではEF58が自動車運搬車やコンテナなど貨物列車の運用に就いているとの情報が掲載されていました。前号に続き巻末に付録されていたSLダイヤの一部を紹介させていただきます。

「愛の国から幸福へ」で切符ブームを引き起こした広尾線では9600が貨物列車を担当していました。

一方、室蘭本線ではSLブーム末期にして蒸気機関車が主力だったことも見て取れました。まだまだ懐かしい情報満載、50年前販売価格は550円でした。ぜひ最新版と合わせファン誌の電子バックナンバー閲覧サービスなどでご覧いただきたい一冊です。


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