先週の日曜日に名古屋市内のスーパーに立ち寄るとみかんの山、いや伊予柑の山が目に飛び込んできました。そこには愛媛県興居島の文字。その文字に惹かれて伊予柑を手に取ってみました。

懐かしい柑橘の香りを感じました。私が興居島へ渡ったのはもう30年以上前のことでした。当時愛媛県新居浜市に住んでいて投げ釣りに夢中な頃でした。松山沖にある興居島はこの季節座布団カレイが釣れることで投げ釣りファンに知られていました。そんな夢を追ってフェリーで興居島へ渡りましたが、さて何が釣れたか記憶にもありません。ただ覚えているのは砂浜で竿を並べていた私に島の農家の人が声をかけてきて伊予柑を一つくれました。

すっぴんの少し汚れた姿でしたが味は美味しかった。お礼を言うとトロ箱いっぱいの伊予柑を500円で買わないかと。あまりに安くて驚いたもののとてもトランクに入りそうになく、トランクに入る分袋いっぱい500円でと言っても結局200円しか受け取ってくれませんでした。

都会へ来てきれいにお化粧した伊予柑も素敵ですが、あの日興居島で出会ったすっぴんの伊予柑を思い出しとても懐かしく感じました。

お店で見かけた広告ですが愛媛県新居浜時代を思いお取り寄せ頼んでみようかと思います。