★ 妻からの話に修復のヒントがある
先日の続きになります。
夫婦カウンセリングで
不倫した側に修復の意思があるものの
修復の過程が分からない。
やり直したいけどどうすればいいのかと言ったご相談があります。
どうすればいいのか分からないから
立ち止まるのではなく
分からないながらも行動される方が多いのですが、
やり直す過程に必要なのは
ご自身の想いに向き合うことと
妻の気持ちに向き合うことです。
（ご自身の想いに向き合う事と妻の気持ちに向き合う事は繋がってますが、あえて伝えてます）
どうしたらいいのか分からないから
どうしても行動に意識が向いて（行動も必要ですが、それはご自身の気持ちに向き合う事で行動に変わるのです）
さらにご自身や妻の外にあるものに意識が向いてしまうのです。
外にあるものへの意識とは・・・。
旅行の計画を立てる
食事に連れて行く。
誕生日を祝う。
買い物に出かける。
休日は夫婦・家族の時間を持つ。
これはこれで悪くはないんです。
悪くはないが、まずそこじゃない。
何をすればいいのかが分からないから
わかる範囲で行動に起こす。
ご本人は
修復に向けて考えて
行動され良かれとは思って
上記のような内容をされているんだと思います。
いやこれしかできないと思っているのかもしれません。
夫婦カウンセリングでも
不倫した側の方が『頑張ってはいるのだが修復が難しい』と言われます。
そう、頑張ってはおられるのです。
それは認めます。
でも頑張りどころが違うといいますか
頑張っているの
その頑張っている姿勢が
また逃げる姿勢になっているのです。
冒頭でも言いましたように
頑張るのではなく
向き合うのはご自身の想いです。
想いがあって
行動があるのです。
頑張るから疲労にも繋がる。
疲労するから『認めてくれ！』が強くなって、妻への依存が強くなる。
妻が認めてくれないから『お前が悪い！』になって
『認めてくれないそんなお前とは無理だ！』となるのです。
不倫した側は
『俺は頑張っている！』と訴えられる方もいますが
確かに
頑張ってはおられるけど
なぜ頑張っているのかなんです。
『頑張るのはやり直したいからです！』『頑張らないとどうするんですか！』『頑張ってやり直すのは当然です！』『頑張らないならやり直せないでしょう！』と言われるかもしれませんが
そうなんです、やり直したいから頑張っておられるんですよね。
でも、でも、なぜ頑張らないといけないのか・・・なんです。
頑張ることで
向き合わないようにしていませんか？
なんです。
本当はね・・・。
不倫した側が
この言葉の意味が分からないから
話し合いの温度差にもなっているのです。
じゃ、どうすればいいだ！となりますが
なぜ鼻息が荒くなってしまうかに向き合うことです。
その鼻息の荒さが
頑張り！にもなるし
認めてくれ！になってしまって
悪いのは俺ではない！になってしまうわけです。
想いと向き合えば
鼻息など荒くなりません。
向き合わないから
鼻息が荒くなり感情的になって破壊してしまうのです。
そして
やり直すヒントとして
夫婦カウンセリングで例えるなら
奥様が話す内容に耳を傾けてください。
ご自身の保身が働くと
奥様の声が貴方には届きません。
保身やご自身の痛みを強く感じると聞けなくなります。
奥様の話を聞くと
感情は強く反応し痛みを強く感じますが
痛みを感じながらも
俺は何を理解していないのか
何から逃げているのかと言い聞かせながら奥様の話を聞いてみてください。
やり直すために何をすればいいのかは
奥様が全て話されています。
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