巨人・阿部２軍監督が紅白戦で１軍に下克上 原監督「監督として選手たちに出してる」

「巨人紅白戦、２・３軍　７－１　１軍」（４日、サンマリンスタジアム宮崎）

　巨人の初実戦となる紅白戦が行われ、２・３軍率いる阿部２軍監督が元木ヘッドコーチが率いる１軍に完勝。阿部２軍監督の初陣を飾った。

二回に先制を許したものの、三回には昨季開幕ローテ入りを果たした畠に２・３軍打者が襲いかかった。無死満塁から増田陸が押し出し四球を選び、同点とすると、４番のモタが左前へ２点適時打を放ち、勝ち越した。

　五回には與那原から吉川大が右越え適時三塁打を放ち、阿部２軍監督はじめ、三塁ベンチは歓喜の声が響き渡った。

　下克上を果たした阿部２軍監督は「みんな十分、アピールできたんじゃない」と喜んだ。ネット裏で両チームの試合を静かに見ていた原監督は阿部采配について「思いきって、なんて言うんでしょう。言葉でも、姿形においても監督として選手たちに出してるなという印象でした」と納得して振り返った。