スターバックスの業績が伸びている理由とは? | 岡山裕治オフィシャルブログ

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作家兼起業家の岡山裕治です。国際派作家として、アツイ気持ちを語っていきたい!!

今後とも、よろしくお願い致します( ^^) _U~~

最近、スターバックスの業績に触れる機会が多く
何故か無視できなかったので、その動向について考えてみたい。

まずは、直近の業績。

1月26日発表した2011年10~12月期決算は
純利益が前年同期比10%増の3億8210万ドル(約296億円)であった。

売上高は同16%増の34億3590万ドルで、
地域別で同38%増と高く伸びた中国市場がけん引した。

実は、中国を中心としたアジア地域の売上高が
1億6600万ドル(約126億円)となり、全体の利益の半分近くに迫っている。

答えは簡単である。
出店ペースを急ピッチにしているからだ。

現在、中国のスターバックスでは
「3日に2店舗」をオープンしている状況である。
そして、2015年までには、1500店舗を超える見込みだ。

それは、どれぐらい凄いことなのか?
日本と比べてみるといいかもしれない。

日本のスターバックスの店舗数。
平成23年3月31日のIRによると
912店舗(うちライセンス店舗34店舗)である。

日本では、1995年にスターバックスはスタートしたから
去年の店舗数を年数で割ると、1年で約60店舗。

しかし、中国では「3日に2店舗」をオープンしている。
年間約243店舗であり、日本の出店スピードの約4倍だ。

コーヒー豆の価格が上昇しているのに
利益を出せるスターバックスの戦略は明白だ。

ちょっと考えて見ると
その内訳を知ることができる。

もちろん、スターバックスの出店戦略・フェア・トレード・流通戦略・
ブランド戦略など多くの要素が見え隠れしていることも大きな強みである。

大学院時代には、国際経営戦略を勉強していたので
今でも企業業績などが発表されると目に留まってしまう。
そして、その理由を考えてみる習慣が身に付いた。

つまり、自ら考えてみるという習慣が身について
執筆する時にも、自然と構成を頭の中でまとめることができるようになった。

とりあえず、2015年ぐらいまで中国のスタバは急加速する。
気が付いた時には、周りにスタバばかりになるかもしれない(笑)
今の北京では、まだまだスタバの数が少ないと言える。

また、おもしろいのがコーヒー1杯の価格である。
コーヒー1杯の価格は、決して安くない。
スタバは、値段に妥協しなくても売れることを知っているからだ。

中国では、まだまだ欧米ブランドに高い価値を見出している。
だから、十分に見込みがあるし、ホワイトワーカーには欠かせない場所だ。

逆に、日本ではどうか?
日本では、すでに飽和状態なので伸びは期待できない。

だから、勢いのある新興国に出店をシフトしていく。
それが、今や世界の常識であることをスタバは知っている!

その結果、伸び悩む先進国の業績を
新興国がカバーするという現象が出てきた。

そして、全体的に見れば
スタバは健全な企業だと思われる。

実は、この構図こそ
グローバル企業の常識になりつつある!





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