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昨日から続く…。
本というのが出版されるまでの過程を、
ざっと説明すると、
まず、
『こういう本を出したい！』という思いを持ち、
その本に関しての出版企画書を作ります。
（※初出版の方は、
大概自分で企画書を作る必要があります）
（※賞を取ったりなどして、
出版に至る人や、
最初から出版社さんから、
声がかかる人の方が極稀です）
そしてその出版企画書を何らかの形で、
出版社さんに持っていき、
（※自分で飛び込みで持っていく人や
郵送で送る人、僕みたいに、
出版プロデューサーの時さんが繋いでく
れる場合など、持っていき方は人それぞれ）
(※僕も最初の本『半ケツとゴミ拾い』は、
飛び込みで出版社さんに持っていきました)
もしその企画が、
出版社さんの担当編集さんが、
『これは行ける（売れる）！』と、
思ってくれたら、
そこから出版会議にかけられ、、
そこでも『OK』が出たら、
晴れて出版となります。
（※この時完成原稿が出来ていなくても、
企画書があれば、
企画会議にはかけられます。
ただ最初の出版の場合は、
完成原稿があった方が良いような気がします）
（※会議で判断されるのは、
単純に作品の内容だけでなく、
ご自身の経歴やその本を出すに足る、
背景や説得力を持っているか。
またそこに加えて最近はSNSのフォロワー数や、
ご自身が持っているコミュニティや影響力など、そういったことも含めて、
『行ける（売れる）かどうか』の考慮に入
ります）
（※ちなみに出版企画が通る確率は、
かなり前で４００分の１と聞いたことがあります。今はもっと厳しいかも？）
もちろんケースによって大きく違いますが、
僕の経験則で、
初めての人の場合だと、
出版企画書を作るだけで２，３か月。
そこから編集さんのOKが出て、
そこから共にブラッシュアップして、
出版社の企画会議にかかって判断されるまで、
１～２か月。
そこから企画が通ったとして、
いざ原稿を書こうとしても…。
『書けない…』
という人がほとんどです。
なぜなら一冊の本を作るのは、
文字数で言えば、
どれだけ少なくても５万文字。
通常１０万文字前後。
原稿用紙で言うと、
１２５枚～２５０枚という、
とんでもない量の原稿を、
最初から最後まで文章を破綻させず、
脱線させず、
しっかりと読み手に意図が伝わるように、
書ききらなければなりません。
これはハッキリ言って、
めちゃくちゃ難しいです。
（※大概最初は、
『です、ます』調なのに、
途中から『～である』調に変わっていたり、
話があっちこっちに飛んだりします）
こうして中には、
せっかく出版企画が通ったのに、
原稿が書けずに、
『本が出せない…』という人もいるのです。
もし書けたとしても、
大概３ヶ月～半年ぐらいは、
原稿完成までかかります。
そこから出版社さんに提出して、
修正したり、イラストや校正を入れたりして、
待望の本の完成まで、
また最低３ヶ月。
こうして考えると、
出版企画書の完成から本が完成するまでに、
１年や１年半以上、
かかることはざらなのです。
どれだけ経験があって早くても、
完成まで半年ぐらいはかかります。
それが今回の僕の本は、
企画から完成まで３か月（笑）。
そこに一体、
何があったのでしょうか。
(明日へ続く。あと４回ほど連載します)
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