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そして、
今日のお話☆
あ「……」
元気ですよね」
なんや?文句でもあんのか?」
あ「いや、本当にいつも元気だなぁって。
神さまが、
元気じゃない時なんてあるんですか?」
ス「むしろ何でお前らが、
元気じゃないかが謎や。
人生なんともならんことなんかない。
明けない夜はない。
病まない雨はない。
だとしたら、
何をそんなに思い悩むことがある」
あ「いや、そうなんでしょうけど~。
さすがにこのコロナは長すぎますって。
これから先の未来がどうなるかも、
全然予測もつかないし…」
ス「未来がどうなるか教えたろか?」
あ「マジ!?
教えて!教えて!!」
ス「教えてあげないよ!
ジャンッ…」
あ「しばくぞコラ(真顔)」
ス「(笑)
まぁ一つだけ言えることは、
今更なことやけど、
未来は選択の数だけ存在する。
君らが何を選び、
どう行動するかで、
無限に変わっていく」
あ「いや、そりゃもう、
分かってますって~。
でもこんなコロナな未来なんて、
僕ら選択してませんって~」
ス「してるよ」
あ「してない」
ス「してるよ」
あ「な、なにを根拠にっ…!!」
ス「じゃあ逆に聞くけど、
このコロナ前の時、
思ってなかったか?
この日本の社会システムは、
もう限界やって」
あ「ギクッ…」
ス「少子高齢化が進み、
年々税金は上がり、
もらえるはずもない年金を払い、
こんな社会システムはもう持つわけがないって、
誰もが内心は思ってたやないか」
あ「…汗汗汗汗」
ス「だからこうして今、
社会に変革が起きようとしてるんやないかい」
あ「じゃっ、じゃあっ!
そこまで言うなら、
少しぐらいは、
これからの未来の社会システムについて、
教えてくださいよ!!」
ス「だから、
確定したものはないっつってるやろ、
ハゲ頭。
ただ強いて一つだけ言えるならば…」
あ「ゴクリ…」
ス「もうこれからは誰も、
進む道は決めてくれへんでって、
ことかな」
あ「どういうことですかい?」
ス「これまでにも何回か言うてきたけど、
これまでの、
主に明治以降の日本は、
『欧米に追い付け、追い越せ』を目標に、
全員で同じことを学び、
同じように成長し、
同じように仕事ができる人間が、
求められてきたわけや。
実際にそれによって、
日本は戦後、
途方もない発展を遂げてきた」
そこで失われてきたものがある。
何やと思う?」
あ「思い出…」
ス「『個性』じゃ、ドアホ。
要するに全員が、
何も考えなくていい生き方を、
させられてきたってことや。
これ見てみ」
逆ちゃうんか?って」
あ「本当ですね(笑)」
ス「ついでにこれも」
ス「(笑)」
ス「まぁ2つ目のはどうでもいいとして、
この全員が同じ目標を見据えて、
同じように生きるというのは、
戦後の高度経済成長期のように、
それがもちろん機能して、
考えなくても幸せのモデルケースが提示されるという、
良い時代もあったんやけど。
これだけ変化の激しい時代に於いては、
残念ながらもう、
過去の遺物と言わざるをえーへんわな」
あ「ほな、
どないしたらええんでっか?」
ス「だから1つだけ、
これからの未来で言える確かなことは、
これからの時代は、
自分の頭で考えて、
自分の心で選択をしていかなあかんでってことや。
確かな正解なんて、
誰も提示してくれへんねんから。
それはもう、
このコロナが良い例やろ。
所謂政治家や専門家って、
人間だって、
何が正解かなんてわかっていない。
昔にもこういうことがあってな、
江戸の時代に日本で、
『脚気』っていう栄養不足が引き起こす、
死に至る病気が、
年間数万人を殺す勢いで流行ったんやけど。
当時の医者たちはそれを全部、
感染症やと決めつけて隔離だけをした。
でももちろん、
そんなんで収まるわけもなく、
被害は広がる一方。
それがようやく白米の食べ過ぎによる、
栄養の偏りやと是正されたのは、
大正の時代に入ってからや。
もちろんそれまで栄養不足を指摘していた医者も、
いたにはいたが、
どれもこれも物凄い批判に曝されて、
闇に葬られていた。
今とよく似てるやろ?」
いつの時代も正しいとは限らん。
このコロナもそうや。
そういう意味で君らは今、
ある意味試されてるわけよ。
『自分の頭で考えられるか?』、
『自分の意志で判断する覚悟はあるか?』と」
あ「…はい」
ス「それが出来りゃ、
これから先の時代は良い時代になるよ。
最初はしんどいかもせーへんけど、
慣れりゃそっちの方が楽よ。
誰にもやいやい言われることなく、
自分の頭で、
自分の人生を歩いていこうや。
見据えるものは、
社会でも周囲でも、
世間体でもなく、
自分自身と、
自分の大切な人の、
幸せのためにな」