あ「ふむふむ…(読書中)」
あ「いや、最近ね、
なぜか無性に、
星のことが、
気になり始めていて。
ちょっと勉強しようかなと思って」
ス「星の何が、
そんなに気になんのん?」
あ「いや、何て言うんでしょう。
この間の、
即位礼正殿の儀の日に、
天叢雲の剣によって、
この大地に雨を降らせて、
即位の時に、
太陽神 アマテラスさんが顔を出して、
イザナギさんとイザナミさんが、
虹の橋をかけて祝福して、
しかも、
季節外れの桜が、
花を咲かせたというじゃないですか」
あ「本当に八百万の神さま全員が、
この日を祝福してくれてるんだなと、
思ったと同時に、
そうしたらこういうブログが、
目に入ってきたりもするんですよね」
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ス「ふむふむ。
何が書かれてんのん?」
あ「簡単に言うと、
即位礼正殿の儀が行われたこの日は、
偶然なのか、
それとも意図して、
行われたことなのか、
星の配置的にも、
『木・火・土・金・水』の、
その五大元素のすべての要素が含まれていて、
まるで日本を護るように、
星すらも、
五芒星の結界を張っているような配置に、
なっていたそうなのです」
あ「これは狙ってやったことなのか?
それとも、偶然なのか?
でも星すらも、
新時代を祝福してくれていると考えたら、
嬉しくなりますよね」
あ「なんで寝んねん(真顔)。
つまらんか?
俺の話はつまらんか?」
ス「(笑)
だってそんな星の話、
俺に聞かれてもわからんもん(笑)
ってことで、
カモ~ン!
『伝説の星の神』、
アマツミカボシ~!!」
ス「気を取り直して、
『伝説の星の神』、
アマツミカボシ~!!」
アマツミカボシさん、
こんな普通に、
来てくださっていいのでしょうか…」
アマツミカボシ「………」
ス「何でアマツミカボシが、
お前の家に来れるかわかるか?」
あ「どうしてでしょう?」
ス「自分で考えろ…」
あ「じゃあ何で聞いてん(真顔)。
教えてくれや」
ス「(笑)
これや、これ」
…そこにあったのは、
来月の出雲での、
神在月のツアーに、
アマツミカボシさんをお連れするために、
先日諏訪で、
その御霊に入って頂いて、
今は部屋で、
大切に安置している、
依代の黒曜石。
神を大切にしてくれたなら、
神もお前を大切にしたくなる。
そんだけの話や。
ってことで、ほれ。
質問あるんやったら、
アマツミカボシに聞いてみぃ」
あ「あ、はっ、はい…。
何か緊張しますね…。
あの、アマツミカボシさん…。
先日の即位礼正殿の儀に於ける、
星の配置というのは、
あれは偶然だったのでしょうか…?
それとも意図して、
行われたことだったのでしょうか…?」
アマツミカボシ「………」
あ「あ、あの…」
アマツミカボシ「…無論、
この国を治めし者たちの為すこと…。
そこに必ず意図はある…」
あ「あ、はっ、はい…。
やはりそうですか…」
アマツミカボシ「…加えて、
その他の事項に於いても、
この世に偶然などない…。
それはこの世の摂理だ…」
あ「あ、はっ、はいっ…」
分かったような、
分からないような顔をする僕に、
代わりにスサノオさんが丁寧に、
説明をしてくれる。
ス「えぇか?
君ら人間というものは、
人間である前に生物や。
生物であるということは、
自然の一部や。
自然の一部であるということは、
潮の満ち引きを始め、
大いなる地球、
果てしない宇宙の流れに、
無意識のうちに、
影響を受けているということ。
それは例え、
自分の意志で決めたと思うようなことでも、
実はその裏には無意識のうちに、
地球や、
宇宙の意志が働いてるってな」
ということは、
この世の中に起きることは、
偶然に見えるようなことでも、
偶然なことは何一つない、と?」
ス「そういうことや。
なぁ、アマツミカボシ?」
アマツミカボシ「………」
ス「何か答えろやっ!怒」
あ「切れんなやっ!!
す、すいません…。
アマツミカボシさん…汗汗」
アマツミカボシ「………。
月や星というものは、
夜の世界を照らす道しるべ…。
言い換えるならばそれは、
人生という名の、
先の見えぬ未来を、
照らし出す、
唯一の灯り…」
…アマツミカボシさんがそう言うと、
突然部屋一面が、
プラネタリウムに包まれたような、
そんな錯覚に陥った。
何も見えぬ闇の道を歩くことは、
心もとないであろう。
…しかし、
そんな時こそ我ら、
夜の神の存在を忘れないでほしい。
我らはそなたたちの歩む、
人生という大海原を進む道しるべとなり、
時に闇の世界から、
君たちを護る盾となる…」
…古来日本、
そして世界でも、
月と同じように、
星の配置やホロスコープを読むことで、
それぞれの人生の流れを知り、
まるで潮の流れに導かれるように、
行動や決断のタイミングを測ったり、
逆風の時を避けることで、
スムーズに人生を運ぶことが出来たという。
僕らが知りもしない、
人生の答えが詰まっている。
アマツミカボシさんが、
見せる星に魅せられながら、
もう少し星のことについて、
知りたいと思った夜だった。
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