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荒川祐二&Teamスサノオです☆

 

 

 

 

 




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そして、

 

昨日の花窟(はなのいわや)神社から続く、

 

今日のお話☆

 

 



 

 

 

 

イザナミ「………。

 

…仰る通り…ですね。

 

 

私も荒川さんに本日、

 

ここに来て頂く意味を感じております」

 

 

 

 

 

 

イザナミさんがそう言うと、

 

ある場所へと視線を向けた。







そこにあったのは、

 

イザナミさんの拝所とほぼ対面の位置にある、

 

もう一つの拝所。







そしてそこには、

 

伝説の『火の神』、

 

カグツチが祀られていた。

あ「カグツチ…さんですか…」

 

 

 

 

 

 

実は僕もこの神に関して、

 

ずっと前から気にかかっていた。

 

 

 

 

 

 

なぜならこの『火』の神さまは、

 

古事記や日本書紀の中で、

 

 

イザナミが命を賭して

 

産み落としたものの…。

 

 

 

 

 

 

 

その後、


愛するイザナミの死を悲しんだ、

 


イザナギの手によって、

 

産まれて間もなく、



殺されてしまった神だったから。

 

 

 

 

 

 

一体『火の神 カグツチ』は今、

 

何を思い、

 

鎮まっているのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

そのことがずっと、

 

心のどこかに引っ掛かっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そう思って、

 

少し離れて眺めてみると、

 

 

仏さまが座っているように見えなくもない、

 


カグツチの墓所であると言われている、

 

巨岩の前に立ち、

『伝説の火の神』に思いを馳せて、

 

参拝する。









そして、そこに…?

 

 

 



 

 

 



辺り一帯を赤く染め上げるような、

 

燃え盛る炎とともに、

 

 

『火の神』、

 

カグツチがその姿を現した。

あ「これが…『火の神』…、

 

カグツチ…」



 

 

 



 

カグツチ「………」

 

 

 





 

あ「あ、あの…初めまして…。

 

僕、荒川祐二と申し…ます…」

 

 

 

 

 

 

カグツチ「………」

 

 

 

 

 

 

僕の言葉にも、

 

カグツチは何も答えることなく、

 

 

ただその身にまとう炎を、

 

辺り一帯に燃え盛らせていた。

あ「(少し距離を置きながら)

…あ、あの…」

 

 

 

 

 



 

イザナミ「……。


ごめんなさい。

 

カグツチはね…、

 

まだ話せないの…」

 

 

 

 



 

 

あ「話せない…のですか…?」

 

 

 

 

 

 

 



 

イザナミ「…赤ん坊だから」

 

 

 



 

 

 

 

 

あ「…あ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

…そう。

 

『火の神』カグツチは、

 

 

産まれた直後に、

 

イザナギによって斬り殺されてしまったのだ。

 

 



それが故に、

 

話すことも出来なければ、

 

母の愛を知ることも出来ず、

 

 

また自分が生まれたことによって、

 

母の命を落とさせてしまったとはいえ、

 





 

本来『火の神』として生まれたこと自体に、

 

自身に罪があったわけではなく。

 

 

 

 

 

 

結局、

 

何が何なのかわからないままに、

 

殺されてしまったのだ。

そのカグツチの悲しみを思えば…、

 

 

 

 



 

 

…とも思ったが、

 

少し様子が違った。

 

 

 



 

 

 

 

 

『火の神』、

 

カグツチから感じる感情は、

 

 

『幸せ』だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

確かに自身が生まれたことで、

 

母の命を落とさせてしまったのかもしれない。

 

 

そしてそれに怒った父の手によって、

 

何もわからないままに、

 

殺されてしまったのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

しかしそれが故に…、

 

その一見悲しき背景があるが故に…、

 

 

 

 

 

 

カグツチはイザナミが産んだ、

 

他の多くのどの神よりも、

 

一番近く、

 

 

今も大好きなイザナミのもとで、

 

共に眠ることが出来ているのだ。

そして母である、

 

イザナミさんから感じる感情もまた、

 

 

 

 

 

 

『子どもに対する愛情』だった。

 

 

 


 

 

 

僕らは一見、

 

『火の神』を産んで『しまった』ことによって、

 

 

命を落として悲しい、

 

と思ってしまうのだけど、

 

 

 

 

 

 

それはやっぱり当事者ではない、

 

僕ら人間が考えることであり、

 

 

 

 

実際のイザナミさんから感じる思いは、

 

 

 

 

例え自身が命を落としたとはいえ、


それでもこの地球の文明を発達させてきた、

 


『偉大なる火の神』を、

 

 

産めたという『喜び』に、

 

満ち溢れていた。

カグツチ「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

そう思えた瞬間に、

 

先程まで熱く感じていた、

 

 

カグツチの火が、

 

温かく優しく、

 

感じられるようになったのは、

 

 

気のせいではないはずだった。









イザナミ「………。

 

カグツチからの言葉を…、

 

お伝えします」

 

 

 



 

 

 

あ「は、はいっ…。

 

ぜひ…よろしくお願い致します」

 

 

 

 

 



 

イザナミ「『ありがとう…』と。

 

『大切なお母さんを守ってくれてありがとう…』と」

 

 

 

 

 



 

あ「……。

 

…そんな…出来ることをしただけで…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イザナミ「『これからは僕が君たちを守る…。

 

火の力は究極の祓いの力…。

 

 

魔と災いを殲滅し、

 

悪しきものからその身を守る…』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イザナミさんの、

 

その言葉と同時にだった。

 







 

先日龍神から、

 

鳳凰に進化した小春が、

再び姿を変えて、

その燃え盛る炎とともに、

『火の神』カグツチと、

 

融合したのが分かった。

小春の優しさに、

 

『火の神』カグツチの強さが加わり、

 




その炎は、


赤から『蒼(あお)』へと、


色を変え、

 



 

止めようもないほどの、

 

燃え盛るエネルギーがその場に満ちると共に、

 

 

 

 



熱風が海から吹く風とともに、

 

辺り一帯を蒼く染め上げた。

そしてその後には、

確かにこの場所に、


 

清らかな空気が、

 

満ち満ちていた。

あ「これが…『火の力』…」

 

 

 

 

 

 

イザナミ「荒川さんとスサノオが、

 

これから歩む世界への道には、

 

様々な出会いがあることでしょう…。

 

 

その中には時には、

 

今回の菊理媛の旅の時のように、

 

 

闇や魔物と対峙するため、

 

刃を抜かなければいけない時も、

 

あるかもしれません…。

 

 

守るべきものを守るためには、

 

時に強さを必要とします。

 

 

ぜひその時は、

 

我が子『カグツチ』の力を、

 

大いに使ってください」

 

 

 

 

 

 

 

 

イザナミさんがそう言うと、

 

鳳凰となった小春は天高く、

 

舞い上がり、

 


花窟(はなのいわや)神社上空を、

 

同じように蒼く染め上げた。

また…、

 

新たなる仲間が増えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

旅や物事を挑戦することの醍醐味は、

 

目的地へと到達することではなく、

 

 

その道中に於ける、

 

自身の成長と仲間との出会いであると、

 

書いたことがある。

 

 

 

 

 

 



昨年の夏に僕が旅を始める時、

 

スサノオさんと小春、影狼しかいなかった。

もっと言うならば、

 

このブログが始まった3月の頃なんて、

 

 



僕の周りには誰もいなかった。

 

 

 

 

でも当初は、

 

古事記という素晴らしい神様の物語を伝えたい、

 


という思いを掲げて、

 

この歩みが始まり、

 



 

その過程の中でスサノオさんと出会い、

小春と出会い、

 

影狼と出会い、

 

 

そうして日本の神を巡る旅、

 

瀬織津姫を巡る旅、

 

菊理媛を巡る旅の中で、

 

 

『人と神さまの距離を縮めていきたい』という思いを抱き、

 

 

その過程の中で、

 

多くの神さまたちに出会い、

 

今では信じられないほど多くの、

 

神さまたちの愛に包まれて、

 


『今』を、

 

そしてこれから先の未来を、

 

生きることが出来ている。

思いを掲げて良かった。

 

 

思いを思いだけで終わらせず、

 

行動をして良かった。

 

 

そして、

 

 

 

 

 

 

続けてきてよかった。

 

 

 

 

 

 

 



 

次は世界のどんな神さまに、

 

出会うことが出来るのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 



 

『伝説の火の神』という新たなる力を得て、

 

僕らの物語は、

 

まだまだ続いていく。


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