やっほ~荒川祐二で~すキラキラ



スサノオで~すグッ


あ「あれ?どうしたんすか?何か昨日より格好いいじゃないすか」

ス「やろ!?やろ!?」


ちなみに昨日。
…(笑)


ス「あんな、あのモンストって言うの?あれやってたら出てきてん!!」


そう言えば、昨日からずっと僕のスマホをいじくってると思ったら…。


ス「いや~~、これよ、これ。やっぱワシイケメンやん?これぐらいしてもらわんとな~」


あ「良かったですね…

って、ちょ待てや!!なに勝手に課金してんねん!!やめろや!!!!」

ス「ええやろ!ちょっとぐらい!!アホ!!ケチっ!!」


見ると尋常じゃない課金と通信料…。


あ「ブツブツブツブツ…」

ス「ブツブツ言いなや!男なんやから!今日は旅行や旅行!!気分よぅ行くで!!」




そう。

今日、僕らは取材で旅行に来ていた。




場所は静岡県掛川市。

その名は『事任八幡宮(ことのままはちまんぐう)』。

東京から車で約三時間。



そんなこんなで、

着いてみたらこんな所キョロキョロ


『事任八幡宮』とは、

御祭神は己等乃麻知比売命(ことのまちひめのみこと)。

言霊の神さま。

日本で唯一、己等乃麻知比売命を祭る神社はここだけのこと。



ス「久しぶりやなぁ」
 
あ「来たことあるんですか?」

ス「そりゃあな。ワシ誰や思てんねん」



いつもと雰囲気の違うスサノオさんは、

歩きながら、少し厳しめの口調で僕に言う。


ス「鳥居に入ってからは気ぃ付けなあかんで」

あ「はい?」

ス「ここからは自分が言うこと、思うこと全部が叶うから」

あ「そうなんですか?」

ス「『言葉のまま』と書いて『ことのまま』。ここはそういう場所やからな」


その言葉に気持ちを引き締め、鳥居を潜る。

すると、少し歩くと現れる巨大なご神木。


ス「ご神木には触ったらあかんで」

あ「え?そうなんですか?」

ス「あぁ」


あ「どうして?みんなやってるじゃないすか?」

ス「それがあかんねん」

あ「?」


ス「そもそもな、自分らなんでご神木に抱きつこうとするん?」

あ「それはパワーをもらえるかなって?」

ス「その考えがあかんねん。

ご神木やパワースポットの多くは、

そのご神木や場所を、何百年も何千年も大切にしてきた人たちの思いが積み重なって、パワーに変わったもんや。自分も前言うてたやん?」

あ「そうですね」


ス「それが、今この現代に生きる人間たちが『パワーちょーだい』って抱きつくとどうなる?」

あ「パワーがなくなる?」

ス「そう。

そもそも木の表皮も剥がれるし、根っこも、下の土も踏み固められて、どんどんご神木自体が弱ってしまうねん


ス「だからな、ご神木やパワースポットっていうのは本来その場の空気に触れて、

『自分も良い生き方をします』って誓いを新たに、謙虚な気持ちで手を合わせて頭を下げる

ス「それだけで充分に明日を生きるパワーや活力はもらえるから

あ「なるほど」

ス「まぁ中には『触っていい』って書いてある神社もあるけど、それでも節度を持ってな」


その言葉通りに僕はご神木に触れず、手を合わせて頭を下げる。

同じように境内でもこの場の歴史を思い、手を合わせて頭を下げる。


ス「これ持ってついてき」

参拝を終えて、次にスサノオが示した先には…?


ス「それ1枚持っておいで」

そう言って一度敷地内を出てから、道を挟んだ通り沿いにある本宮へ。


ここから271段の階段を上がった所にもう1つのお社があった。


ス「その紙でな、お社の下の石を3つ磨き」


スサノオ「今の願望とともに心を込めて、

一つ目は神様を思って

二つ目は自分の周りのみんなのこと、

三つ目は自分自身のことを思って

一つ一つ」


この言葉通りに、謙虚な気持ちで石を磨く。


そのうちに気付けば自分自身の雑念も取れて、心の奥の奥までスッキリしてくる。


ス「こうして謙虚な気持ちになって、自分自身を見直し、周囲への感謝を抱く。

そのうちに、持っている願望を叶えるに足る人間に変わる」

ス「これが、この場所を『願いを叶える』究極のパワースポットにしてる由縁や」


ス「パワースポットに来たから言うて願いが叶うわけちゃうねん。

大切なことは自分がその願いに見合う人間に変われるかや」


あ「スサノオさん…初めて凄いと思いました(笑)」

ス「アホか!こんなん当たり前じゃ!」


ス「で、なに願ったんや?」

あ「秘密っす(笑)」

ス「まぁなんでもええけどな(笑)人の願いをしつこく聞くほど、野暮なことないわ」


そう言うスサノオさんはいつも家にいる時と違い、やはり偉大なる神の威厳を感じさせた。



ス「ちなみに、何でお前の夢が簡単に叶わんか?その答えもまた教えたるわ」

あ「え?」

その言葉とともに終わった、今回のスサノオとの初のパワースポット巡り。

最高な時間でしたキラキラ


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