事業化決定の資料では、分からない点が多くありますので、発表の翌日には交通政策室長宛に質問(下記青枠内)をしましたが、その回答も同じことを繰り返すばかりで、明確な答弁が得られませんでした。

 3月議会などで、さらに詳細を詰めていきたいと考えています。

皆さんのお考えをお聞かせください。

 

あまがさから川崎市交通政策室への質問

内容は以下の5点です。
1 優位性を発表することは、どのような政策判断をもって決めたのか?

2 優位性の明確な判断基準と判断に入れてない条件は?(住宅地の下を極力取らないなど、国土交通省の指摘もある工事の簡易性は感じられないので)
3 横浜市も川崎市も住民意見の聴取について丁寧に行いたいとしていたがなぜ意見聴取の前に優位性判断を発表したのか?
4 東側ルートは近隣に市街化調整区域が多く本市のまちづくりという観点からいうと適地とはいいがたいが、どうして優位性があるのか?
5 横浜市の美しが丘への利便性を最大限横浜市から求められた結果押し切られたのではないか?

川崎市交通政策室からの回答
 回答がありましたが、あまりにも重複する文章が多く、わかりにくいので、川崎市交通政策室の答弁を整理してお伝えします。
 横浜市営地下鉄3号線の延伸については、これまでも議会や市民からの関心も非常に高く、本市にとって大きなメリットとなるよう、約2年間かけて横浜市と連携し、ルートや駅位置等について検討を行ってきました。
 ルート検討にあたっては、事業採算性などを考慮し、現実的かつ合理的な3案を設定しました。いずれも費用対効果が認められ、実現可能なルートです。
 ルートの検討にあたっては、大規模構造物を極力避けることや公有地を活用することなどを配慮した上で検討し、3ルートともに実現可能であると考えています。周辺の地形や土地利用、交差構造物等への影響を考慮し、駅位置については、

①幹線道路に近く、駅へのアクセスがしやすいこと、

②周辺の土地利用や人口集積、

③可能な限り道路などの公用地を活用すること

などを考慮した中で、現実的かつ合理的な3案を設定しました。
 その中で、

①多くの人が利用できる環境が整っていること、

②既存のバス路線を中心とした地域交通との連携等による相乗効果が期待できること、

③鉄道駅による周辺まちづくりの効果を生かすため、既存駅とのバランスを踏まえ中間駅が適切に配置されていること

などを比較検討。麻生区のみならず宮前区や多摩区まで、中間駅設置によるアクセス性や利便性向上の波及効果を最も期待できると評価し、「東側ルート」を有力ルートと示しました。
 これは川崎市として、政策判断をしたものです。2019年度中をめどに最終的な1案を選定し、より詳細について検討進めていきます。