「許す」ではなく「慈しむ」 | Private Vision †

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キーワードは「自由」「平和」「進歩」

巷ではよく「人を許すことが大事」

みたいなことが言われてるけど…


俺は少し疑問を感じている。

「許す」というのは
「相手が悪い」という前提で
その罪を自分が許すという発想だから
裏を返せば「自分が正しい」
と思っている。

これでは自分勝手な思考だし
許すことにも限界があるので
精神衛生上良くない。

この「許す」を
「慈しむ」に置き換えたら
どうかな?

「慈しむ」という発想は
「怒らないこと2」という著書で知った。

「怒り」の反対は「慈しみ」↓


人は弱い。
だからまず、自分を守る必要がある。
守るために多少の悪いことも
してしまうかもしれない。

だから、他人のそんな行為を
「許す」のではなく
弱い人間だから、ある程度は仕方ないと
「慈しむ」ほうが
間違いは少なくなると思う。
俺だって、全く悪いこと
してないなんて言えないし(苦笑)

そして、助け合うことで
お互いの弱点を補完してくことこそが
マネジメントの真骨頂だということは
ピーター・ドラッカーが
言ってたこと。


人のマネジメントとは
人の強みを発揮させることである。

人は弱い。悲しいほどに弱い。
問題を起こす。
人とは費用であり、脅威である。

しかし人はこれらのことゆえに
雇われるのではない。
人が雇われるのは、強みのゆえであり
能力のゆえである。

組織の目的は人の強みを生産に結びつけ
人の弱みを中和することにある。


人の弱みを中和し
個人の強みを発揮して
組織として機能させるには
マネジメントも大事だけど
まずは、互いに慈しみ
感謝することから、かな?

感謝するのにもコツがあるらしい。
(これも「怒らないこと2」より)


エゴイストな他人が
わざわざ自分のために協力してくれるのは
とてもありがたいこと。
それが本当の感謝の仕方だと。

俺もまだまだ実践中だけど
ほんの少しだけ
わかった気がする。