マグマのような感情


無意識に感情を抑えてしまい、

吐き出そうとしても、吐き出せない。


そんな状態が続くと、

心だけではなく、身体にも変化が現れることがあります。




今回のお客様


声が出なくなり、

首筋、胸、肋骨、腰に強い痛みがあり、

夜も眠れないほどの状態


身体に触れると

まるでマグマのような

熱がこもっている感覚


そして、溜め込んでいた怒りの奥には


切なさ

悲しさ

不安

苦しさ


ずっと抱え込み

出したくても出せない。


施術中も何度も感情が湧き上がる


でも、出てきたものを

また無意識に押し殺してしまう。


「出したいのに、出せない」


その繰り返しでした。


溜め込んだものを涙として流すことも

解放になるのですが


でも、

「泣かなきゃ」

と無理に涙を出そうとするものでありません。


涙を流すことができない彼女に

私はひとつ提案しました。


「紙に、今の想いを全部書いてみませんか?」


きれいな言葉じゃなくていい。


誰にも見せなくていい。


言葉にできなかったことも、

手放せなかった感情も、


怒りも、

悲しみも、

恨みつらみも。


全部、その紙に書いていい。


そして、


「書いた紙を燃やしてみましょう」


と。


炎を見つめながら、

自分の中にあるものを

ひとつずつ手放していく。


燃えていく紙を見つめるうちに、

少しずつ呼吸が戻り、

張りつめていた表情がゆるんでいきました。


炎を見つめる彼女の顔に、

少しずつ安堵が見えてきました。


そして翌日、


「よく眠れました」


と連絡をくださいました。


感情は、

無理に消すものでも

押し込めるものでもない。


ちゃんと感じて、

ちゃんと外へ出す。


その方法は、

涙だけじゃなくてもいい。


自分を傷つけず、

誰かを傷つけず、

安全に吐き出せる方法を見つけること。


それも、自分を守るための

大切な「感情のケア」なのだと思います。


そして今回の出来事を通して、

お客様からいただいた

ある言葉の意味を、

私自身も少しずつ理解することになりました。


「人間の調律師」


次回は、この言葉について

書いてみようと思います。


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