2011年の作品ですが、正に今のコロナウイルス感染症と重なり予言映画とも言われているとか。
昨日アマゾンプライムで観ました。
まんま今でしょ! という感じのリアルタイムドキュメントのようでした。
熱っぽい顔をした人物が次々と不審な死を遂げ、彼らが公共交通機関の手すりやドアの取っ手、エレベーターのボタンなどに触れることで知らぬ間にウイルスが蔓延していく様子は徐々に恐怖が広がっていきます。
ウイルス感染の不安で極限状態に陥った人々が、スーパーで争うように食料品や日用品を買い占める。
人気ブロガーのアランが怪しげなものを特効薬として勧めると、鵜呑みにした多くの人がそれを求めて薬局に列をなす。
まるでマスクやトイレットペーパーを買い占めるのに多くの人達が並んだあの日と重なりますね。
パニックが起こるとしたら、その元凶はウイルスではなく人々の恐怖心ではないか。
非常時こそ落ち着いた対応が必要なのではないかと考えさせられる映画でした。
カミュの『ペスト』もミリオンセラーになったとか。
今度読んでみようかな。