実をいうと、今でもごくたまーに書いていますです。
ただ、それは友人の皆さまにお伝えするためだけなのですけどね。
書いてるところを見たのは、こちらでのが本当にひさしぶりでした。
河童の雫
オープンしたのは、去年の後半あたりだったかな?
鹿児島ではめずらしい、自家製麺を採用されてるお店でございます。
とりあえずー的に、デフォのラーメンをお願いしました。
ラーメン
ぱっと見は、家系みたいに飾られた海苔が印象的でしたねー。
でも、そのスープはというと・・・・
豚骨に鶏がらを合わせているというだけあって、コクがあるけど
キレも良い、いかにも鹿児島ラーメンだねーと感じるお味でした。
だけど、主流とは少し違う部分もあったとおもいます。
1つは、味つけでした。
鹿児島のお醤油は甘めのものが大半ですけど、こちらの醤油だれは
甘み、そして塩気より、香味の方が強く前に出ていたように感じました。
かといって、全体としては濃いめではなくて、むしろ軽めの塩梅だったです。
なので、お出汁の素性の良さを、じっくりと味わうことができましたねー。
そしてもう1つは、香味油でした。
何ていうかですね、香りもだけど、旨みと塩気がけっこう
強くて、オールマイティに使えそうな印象がするものでした。
ちょっとだけ県外の香りがしたようなー・・・・都城の極豚でたべた、
白とんとんに使われていたものに近かったような気がしましたです。
これより多かったらクドくなるかも?という量より少し手前でしたし、
胡椒で引き締めてもあったので、最後までおいしくいただけました。
さて、こちらが1番の売りとしてらっしゃる自家製麺はというとー
中細のつるんとしたストレートで、歯ごたえばっちりの茹で加減でした。
これはすごいっ!と、ちょっとびっくりするくらいの出来ばえだったです。
ただ、ちょっと伸びるのが早かったかな?
その気になればカップヌードルなんて1口の、Sの恐竜かUMA並のたべる速さを
もってしても、3口目くらいにはコシが弱くなってきていたと言っていましたしねー。
別においしくなくなったというわけではないのですけど、1口目の食感が
すばらしかっただけに、逆にそれがとても惜しく感じてしまったのです。
店員さんによると、スープの濁りを防ぐためという理由で、かん水を使用して
いないとのことでしたので、もしかしたらそれが関係していたのかもですねー。
これからの更なる改良に期待いたします!
さて、実はまだ終わりではないのです。
ボクのが半分ほど残っている時のことでしてー・・・・先に
ごちそうさましていたSは、どこかをじっと眺めていました。
どうしたのかな?とおもっていると、おもむろに「味噌を追加で」と店員さんにっ(汗)
そんなにおなかすいてたの?と聞いてみたら、
「2年くらい前に、友人Rから味噌の調査を依頼されていたのを思い出した」
とー記憶の引き出しがマリアナ海溝なみの深さだねーとおもわせる答えが返ってきましたです(汗)
ボクがたべおわる頃、ちょうど味噌が到着しました。
味噌ラーメン
壁に貼ってあった説明書きによると、このスープの味噌だれには、赤と
白味噌のほかに、八丁味噌とあわせ味噌を使用しているのだそうです。
カラーからもうかがえるでしょうけど、ちょっと赤(八丁)寄りの
お味でしたので、老舗で例えると和田屋に近い系統でした。
といっても全体としてはぜんぜん違いまして、味噌の配合も
でしたけど、ここでもやっぱり香味油が関係していましたです。
和田屋はお味噌を強く前に出しているのに対して、こちらはお出汁と
味噌の間を、香味油がうまく取り持ってるといった感じだったかな?
ラーメンの場合と同じく、独特の塩気のおかげで、
味噌の香味を引き立たせてくれていたとおもいました。
ボク的には、油に頼ったスープは得意でないものが
多いけれど、これはとてもおもしろいと感じましたです。
というわけで、2人とも満足してお店を出ることができました。
ただ、Sの満足感はー
帰り道に別のお店へ寄らせていただいた後に、打ちひしがれていたみたいですけどね(汗)
ごちそうさまでしたー。
河童の雫
姶良市平松7217-3