4月ゆいの会の報告 | 障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》

障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》

障がいのある人たちの豊かな生活を支援していくために、「性」について学びましょう

今年の足羽河原の桜は、とても人出が多く賑やかでした。

ハピリン効果で、福井駅前が賑やかになったためかもしれません。

人がたくさんいて、活気が出るのは良いことですね。


4月16日のゆいの会も、8名の参加で賑やかに開催されました。

まず東さんから、2月28日の「第21回障害児・者性教育セミナーin池袋」の報告がありました。

①児童ディサービスたんぽぽでの「はじめての性教育」

②「カレッジ早稲田」青年期の取り組み

③豊島通寮の性教育の取り組みについて(成人期の実践について)

3つの実践を通して、自分史(人生巻物)を作る中で過去を振り返り、今の自分と向き合っていくこと、そして将来の人生設計を考える上でも、何より障害者の人権やセクシュアリティが尊重されなくてはならないことを確認しあいました。


「自慰は排せつではない」

自慰を自分を慰める行為としてとらえ、自慰の獲得は子どもの成長のあかし、してもいい場所の環境を整えることも大切である。トイレではなく、部屋を提供する必要があるという意見に対して、自慰に否定的な考えも根強く、現実は、なかなか厳しい壁があるが取り組むべき課題であると話し合いました。


ここ一年あまり、ゆいの会皆勤賞のA青年の成長ぶりを見るにつけ、性教育の底力を実感します。


学校や施設で性教育をし始め、継続することは大変ですが、まずは指導者が自らの性について学び、自分自身が成長をすることで、性教育を実践するエネルギーを蓄え、そして仲間と共有しあうことで地道に歩みを進めていくこと。平坦な歩みではありませんが、がんばっていきましょう。


次回のゆいの会は6月18日(土)です。

たくさんの方の参加をお待ちしています。