12月ゆいの会の報告 | 障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》

障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》

障がいのある人たちの豊かな生活を支援していくために、「性」について学びましょう

2015年度も残すところわずかになりました。

雪が降らない、穏やかな年末は本当にありがたいですね。


12月ゆいの会の報告です。5人の参加となりました。

まず、西澤哲さんの新書「子どものトラウマ」をもとに、虐待とトラウマについて東さんより報告をしていただきました。西澤さんは、障害児が被虐待児となる比率が高いことに注目し、そのトラウマが人格形成に大きな影響を及ぼしており、被虐待児は、自分に関わってくる大人に対して、挑発的な言動や態度を示し、その人から怒りや攻撃性を引き出してしまうことが多く、大人との関係を自ら虐待的にしてしまう傾向があると指摘をしています。

なんとなく、相性が悪く苦手な子どもに出会うことがあります。これは相性の問題ではなく、子どもから引き出されてしまった怒りや攻撃性なのかもしれないと考えさせられました。

被虐待児への対応は、とても繊細で難しいものです。対応する大人は子どもの言動には細心の注意を払い、専門機関との連携をしながら関わりを持つ必要があります。


後半は、お菓子をいただきながら近況報告をしあいました。

A青年の成長を共有しあいながら、ほのぼのとした時間を過ごしました。



今年度もゆいの会に来ていただきました皆さん、ありがとうございました。

2016年の活動計画は、近日中にアップさせていただきます。

皆さん、よいお年をお迎え下さい。