12月 ゆいの会報告 | 障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》

障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》

障がいのある人たちの豊かな生活を支援していくために、「性」について学びましょう

12月17日ゆいの会、福井は今年初めての積雪がありました雪

寒い中、集まってくださった皆さんありがとうございました。


本日のゆいの会、まずは東さんから「全国障害児体育研究連絡協議会」第34階全国研究会で行われた原田文孝先生の講演会の報告がありました。


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42歳の高等部2年生の方の青野原訪問学級での訪問教育の実践についての報告です。

自然、人間同士が関わる中で想像してきたもの、創造してきた物の見方、考え方、価値観、生活様式とった文化を障害が重い方にとって学ぶとは、その文化のもっている感じ方を学ぶことと考え授業を作ってきた。

授業「男前になろう」では、発達段階10ヶ月の方、鏡を見る、顔を拭く、ひげを剃るという一つ一つの行為をとりあげてもなかなか身につくということはなくても、生活のストーリーとして伝えることで楽しみする姿が見られるようになる。授業「涼む」では、風に愛情を乗せて取り組むことで、一見なんでもない行動がふれあい文化、愛情体験の授業になる。

重い障害の方への実践は、閉塞感を感じがちだが、かかわりの中で発達を掘り起こすことができることがわかる、心が温かくなる実践報告でした。


ベル今日の事例検討

●中2男子、小さい子の持ち物を持って来てしまう。

そのような行動をとるのは何か訳があるはず。自営業をしていて忙しい両親、あまり構ってもらえないのでは。注目してほしいという気持ちの表れかもしれない。ゆっくりと話を聞いてみる。自分のことを見てくれる信頼できる指導員の存在に気づけばよい方に変化する。話をする時には否定的な話をしない。ゆっくり話をして本音を引き出すこと。いろいろな理由を想定してみること。


コーヒーブレイクタイム

今日は、クリスマスも近く寒い日ということもあり、みなさんでケーキとお茶でのんびりしました。


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「なかむら」さんのロールケーキとシュークリームです。



チューリップオレンジ癒やしのハンドマッサージ

心地よさを体験できるハンドマッサージ、まず自分たちが体験して、子どもたちとの心のふれあい実践につなげましょう。


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まず、手を洗い、自分の好きなハンドクリームを手に塗りましょう。かさついた手に潤いを。



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二人組で、手の平全体を使ってマッサージ。リンパの流れに沿って、関節を開くように少し圧を掛けながら。


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手をマッサージをしてもらうなんてなかなかしてもらえないですね。

あら気持ちいい。

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α派のでる音楽を流しながら、二人でゆったりお話をしながらマッサージタイムです。


参加者の皆さんの感想

●ハンドマッサージは、心身の疲れをほぐしてくれました。開かれたサークルの雰囲気なので、もっと会員が増えるといいですね。ネットワークが広がることを期待します。もちろん私も宣伝します。ありがとうございました。


●ハンドマッサージが気持ちよかったです。クラスに私たちから見ればささいなことでパニックになる子がいます。潔癖症っぽいところもあるのか、手が荒れているので、たまにはハンドマッサージをしてあげる時間もいいかなぁと思いました。自己否定が強い子なので、心地よい時間をすごせたらと思いました。


●さわられることの気持ちよさを実感できました。いつも学校で子どもたちのからだにさわっていますが、子どもがどう感じているのかをあまり考えずにさわっていることもあったかナァと反省。


●本日はありがとうございました。悩んでいることについて相談できてよかったです。マッサージも体験させていただき、これから指導に取り入れていこうと思いました。


次回は、2月18日(土)13;00~です。

前川ちよのさんプレゼンツの会になります。

「障がいを受けとめるということ」をテーマに皆さんで話し合いたいと思います。

たくさんの参加をお待ちしておます。


今年1年ありがとうございました。

皆さん、よいお年をお過ごしくださいニコニコ