東さんから、コスタリカ訪問のレポートが届きました。
「ゆいの会」でも生のレポートをお聞きしたいですね。
中南米「軍隊のない国コスタリカ」で学ぶ
5月7日からコスタリカに行ってきました。コスタリカは世界でただ一つ軍隊を持たない国です。隣国のニカラグアからの侵略に対して、国連安全保障委員会に提訴し、話し合いで解決する姿勢をとりました。このとき、ニカラグアからの避難民70万人受け入れ、教育や医療を提供しています。人口450万人の小さい国ですが、、軍隊にかかる費用を教育費や医療費に回しているのです。 貧しい国ですがとても立派な国だと思いました。日本は島国ですから、避難民を受け入れるという発想は余りありませんが、避難民70万人を受け入れたでしょうか?教育や医療を提供したでしょうか?
ラ・カルビロ地区の(とても貧困な家庭が多い所)小学校に訪問しました。どこの国でも子供は無条件にかわいいものです。ここでも無邪気な子供たちの笑顔に思わず、シャッターを押しました。しかし、学校では喧嘩をしない平和教育をしているが、家庭の中では暴力が多い。戸惑う子供たちに、平和を愛するという価値観を教えているが、それを家庭で根付かせるには難しい。地域コミュニティを活用しながら、先生たちが悪戦苦闘されていることを知りました。将来を担う子供たちに、平和の大切さを根付かせようと頑張っておられる姿に感動しました。
また、性教育にも取り組んでいました。きっかけは小学6年生の子供の妊娠だったそうです。1年性から5年生までに、自分の身体を大切する、清潔、性自認、身体の健康、性器の役割、6年生では10代の妊娠、カップルとしての責任を教えているとのことでした。
軍隊を持たない国コスタリカ、もし他国に攻められても武力では反撃せず、話し合いで解決する方法を見出そうとする国、コスタリカは素晴らしい国でした。
個々人にとって、平和とは、毎日を安心して生活できること。しみじみと考えさせられました。