「過去をみれば、いったいそのひとが何者であるかがわかる。」とは人生の達人の言葉だろう。
では、何を見ればその人の未来がわかるのか。
その人の未来を予見させる資質とは、はたして何なのか。
私は、答えは「発想」にあると考える。
人の未来を形づくる原動力は、その人の発想にある。
あなたは苦難の時、いかなる発想をするか。
困難の時、いかなる発想をするか。
悲しみの時にいったい何を考えつくか。
他人の幸福な姿を見て何を心に思うか。
人生の上げ潮の時に何を発想するか。
そしていったい何を人生の目標として考えるか。
あなたにとって人生の偉業とは、はたして何なのか。
時々刻々に発想せよ。
新しき問題には新しき発想で対応せよ。
多くの人がそうするからといって、
なぜあなたも同じ考え方をせねばならぬのか。
世の常識と呼ばれることさえ、過去のあるとき、傑出した人が最初に発想し、行動してみせたことが後の世の踏襲となったに過ぎないのではなかったのか。
新たなる偉人よ。出でよ(いでよ)。
新たなる常識よ。出でよ(いでよ)。
精神革命(revolution)を起こすには、革命的な発想が必要だ。
人々よ、大いなる発想を打ち出してゆこう。
新しき時代を切り開いてゆくのは、
まさしくあなたであり、私であるのだ。