つわりの始まり | 我が子を天使にしたのは私です〜重症妊娠悪阻と中絶〜

我が子を天使にしたのは私です〜重症妊娠悪阻と中絶〜

待ち望んでいた妊娠、重症妊娠悪阻、そして中期中絶手術の話。

2月26日

前日まで何の変化もなく過ごしていました。

でもこの日は、朝起きるといきなり気分が悪く

いつも夫に作っていたお弁当作りをお休みさせてもらって11時過ぎまで寝ました。

目が覚めるともの凄い吐き気が襲ってきたので、トイレに走り嘔吐しました。

これが私の長い長い悪阻の始まりでした。

まだ耐えれる程度だったので、ひたすら横になって時間が過ぎるのを待ち

トイレに走って嘔吐を繰り返しました。

そしてスマホを取り出し、『つわり』でとにかくひたすら検索し続けました。

私の「つわり」のイメージは『ポテトを食べたくなる』『酸っぱいものを食べたくなる』『炭酸が飲みたくなる』そんなものでした。

SNSでも『出産が大変だった!』という投稿や『出産レポ』なんかはよく見かけていたので、つわりについてそんなに深く考えたこともありませんでした。

 

2月27日

朝6時には吐き気で目覚め、トイレに走り嘔吐。

それから吐き気の程度が、今にでも嘔吐しそうなレベルが続き、トイレから出ることができなくなりました。

そして1時間程、4〜5回の嘔吐をし、『いつまでもここに籠っているわけにもいかない』

そう言い聞かせ、嘔吐用の洗面器を夫に用意してもらい、なんとかリビングに出てこれました。

『何かひとつでも受け付けられる物があるはず、見つかればなんとか乗り切れる』そんな投稿を見かけました。

少しでも緩和方法がないか、ひとつづつ試してみようとこの日から、夫に買い物に行ってもらって色々チャレンジの日々が始まりました。