今年は桜の季節が早かったですね🌸
あちこち、新緑が美しい✨そしてお庭は色とりどりの春のお花がたくさん。
ウグイスや、他にも小鳥たちの声が賑やかです。
私にとっては、今年の春は"命"について、いつも以上に感じる日々。
ここに綴る日がくるかは分からないけれど、とにかく、大切な存在や、そう遠くない存在とのお別れが続いた春でした。


ご報告がおそくなってしまいましたが、
2023年3月11日
龍村仁監督の映画:地球交響曲 第九番の上映会が小田原三の丸ホール 大ホールであり、2度の上映の合間のチャリティーミニコンサートに出演いたしました。

使用楽器は、TSUNAMI VIOLIN。


東日本大震災の津波による流木から収集された木材で作られた楽器で、魂柱には一本松の木片も使われているそうです。

フルサイズのヴァイオリンは4挺、ヴィオラとチェロは2挺、更に分数ヴァイオリンがあるとのこと。
演奏時は何作目の楽器か知らなかったのですが(後日ご報告をいただいたけれど、それは心の中にしまっておこうとおもいます)、作られて10年ほどの楽器なのに、よくある新作とは異なるものでした。
それは、これらの木材にすでに歴史があるからなのかな、、
作り手の思いも感じる楽器であったように思いました。


演奏曲は、バッハのシャコンヌ。
不馴れな楽器で演奏するには手に負荷がかかることは分かっていましたが、映画のテーマとこの楽器や日付を思うと、一択かな、と。
TSUNAMI VIOLINの声に耳と心を傾けながら過ごした時間は、愛おしさも感じるような、大切な時間となりました。

終演後には、お客様に目でも見て感じていただきたいと思い、主催者様にご相談をし、楽器と共にロビーに出向かせていただきました。
楽器の背景に寄り添うようにご覧くださった皆様、ありがとうございました。



(終演後、お別れ直前に)


1000人を繋ぐリレー。私は802人目の演奏者であったそうです。
今後も各地で人々の心や想いに寄り添ってくださいますように。


ご縁をくださった主催者の皆さま、ホールの皆さま、そして何よりこの時間を会場にて共有してくださった皆さまへ、重ねて御礼を申し上げます。
有り難うございました🙏🌏️


チューリップオレンジチューリップピンクチューリップ紫チューリップ赤チューリップ黄


その前、3月4日は、湘南鎌倉フィルハーモニー管弦楽団のコンサート。




(お写真は、主催:癒しの医療を考える会、公式Twitterより)


第25回目の今回のコンサートは鎌倉芸術館の大ホールにて。

小倉朗:管弦楽のためのブルレスク
チャイコフスキー:バレエ組曲「白鳥の湖」
チャイコフスキー:交響曲第5番

恒例、小林修三氏による医療講演「作曲家の病と音楽」もございました。
白鳥の湖では、乃羽バレエ団の乃羽ひとみ先生振り付け・演出にて、バレエのステージ付き飛び出すハート

年に1回、憧れの先輩方や懐かしい友人と顔を合わせられるこちらのオーケストラ。
今回は1st 2プル裏にて、読響やN響でご活躍の先輩方のそばで弾く機会に恵まれ、音の波に乗せてもらえました。それと同時に音や演奏姿から沢山勉強をさせていただきました。
ありがとうございました。


3月はその後も公演があったので、毎日のようにリハーサルに走り続けました。
体力勝負な上に様々な事柄が重なったので、なかなかに大変でした。
それでも、弾くのは本当に楽しかった。
まだ報告できていない本番がありますが、それはまた後日に。
身体に気をつけて、今後のステージに向けて調整しますクローバー


震災のときにも思いましたし、日々の生活でも感じますが、この世に"絶対"また会える、とか、"明日も"生きている、とか、数時間後もいつものように身体が動いて、やりたい事ができていると言いきれるようなものは存在しないなと改めて思います。
何気なく過ごしている日々のありがたみを、より大切に過ごしていきたいです。




🎻唯