厄年の今年。
前厄にあたる去年が散々だったので、人生初の厄払いにいってみましたクローバー
正直、変わるものかな?って思っていたのに、身体がすっと軽くなったんですよびっくり
不思議だなぁ。

第六感、鈍くはないから、、、
あるのかな、こういうこと。




今年の春、生活の変化が起こる人が、まわりにたくさんいるうさぎクッキー


     *    *    *


ヴィオラの先生のお話を。

1ヶ月前の12月30日に岡田伸夫氏が旅立たれました。
恩師、名倉淑子先生の旦那さまで、小学生のころからお二人にはお世話になった。
発表会はヴァイオリンとヴィオラの合同発表会。ヴィオラの音色や作品、奏者さんを感じられた環境は贅沢だったと思う。
合宿も同様だった。


今、日本のヴィオラ界を引っ張っている方々に岡田先生のお弟子さんは驚くほど多い。海外もそう。
ひとりひとりの人間性を見抜いた上でのレッスンがとにかく的確で、子供のころから先生に見られるとすべてを見透かされている気持ちになった。


岡田先生は名倉先生が旅立たれた後、自分は一年後に死ぬ。そう相場が決まっている、と娘さんに話されたそう。
(事故にあった2012年?2013年?までに)人生でやるべきことをやり終えた。もうやることはない。と。
その言葉は私も何度か聞いた。

岡田先生の余命を聞いてから2ヶ月間、ソワソワして、先生のもとに何度も足を運んだ。
春はとてもお元気だったんだもの。
近年続くお別れが受け入れきれていなかったから、やり残したくなかったのかもしれない。
それから名倉先生に似た娘さんの力に、少しでもなりたかった。


お見舞いで、MilsteinのDVDを持っていった日。
「やっぱり、むかしの人はいいね、」
一曲目を聴き終えて、先生が穏やかに、そう言った。
そのあとは、ただただ聴きいった。
奏者と聴き手が同じ呼吸になり、不安はどこかに飛んでった。
音楽って改めて凄いと思った。
先生と聴けて、よかったと思う。


2019年10月の桐朋の同窓会だよりには、ヴィオラーズという特集が組まれており、東京フィルハーモニー交響楽団 首席奏者の須田さん。読売日本交響楽団 首席奏者の鈴木さん。東京交響楽団 首席奏者の青木さんのインタビューが載っている。神奈川フィルハーモニー管弦楽団 首席奏者の大島さんが加わったお写真も。
皆さん岡田先生のお弟子さん。そこでは、ヴィオラについてだけでなく、門下についても語られていた。
去年の故・名倉先生に捧ぐ、最後の岡田門下生による発表会には、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 首席奏者の清水さんや新日本フィルハーモニー交響楽団 首席奏者の篠﨑さん、田原綾子さん等も出演し、発表会なんて言葉が嘘のような、贅沢な会になっていました。


サラサーテ2020年2月号に岡田先生の記事も載っているのだけれど、先生がいなくなられて間もない刊行。なんていうタイミングだろう。





名倉先生の生涯と思い出の写真の冊子、
" In Loving Memory "より。
二枚目の写真、岡田先生が可愛く、名倉先生がハンサムに見える(笑)
素敵なご夫婦だったなぁ。
名倉先生のご病気が見つかったとき、
「私より旦那が大騒ぎでね、あちこちに電話しちゃってもう大変だったのよ!」って、嬉しそうに話されてました。

小学生のときに先生に出会えて本当に良かった。
名倉先生と岡田先生のご冥福を、お祈りします。


2017年9月 E.アシュケナージ先生(ピアノ)
           10月 A.メルニコフ先生(ヴァイオリン)
2018年3月 G.フェイギン先生(ヴァイオリン)
             5月 私のおばあちゃん
           11月 名倉淑子先生(ヴァイオリン)
2019年12月 岡田伸夫先生(ヴィオラ)


なんでこんなに?と思うほど、続いたお別れ期のことは忘れないと思う。



     *    *    *


1月29日、モスクワ音楽院からKravchenko先生がやってきた。
日本で行われたマスタークラス。
コーガンの愛弟子である先生の音を聴くのは、7年ぶりになる。
そしてこの日、彼が、ガラミアンやオイストラフの師にあたるモストラス最後の弟子であることを初めて知った。



とても有意義なレッスン。
それと同時に、必要なことは、これまでの師匠がほとんど教えてくれたんだよなと気付くことも増えてる。
もちろん、まだまだ足りないことは多いけれど、教わった事柄は自ら客観視しつつ発展させていく力が必要。
それから人生経験。これは願って手にはいるものでないし、焦っても意味をなさない。

先生の、過去を生きた作曲者やヴァイオリニストが愛用していた楽器や弓の特性の話はとても興味深く、作品を理解する上でとても参考になった。
彼が、そのほとんどを実際に触ってきたから、説得力があった。
この日、ホールでの数多くの再会は、過去・今・これからをぼんやり感じとれるものでした。


ここ1、2年、気が散漫な私。
とっちらかりが収まる頃、どんな生活、演奏をしているのか、想像がつかないから面白いなと思う。


先生と呼ばれる機会が増えた今では、自分のヴァイオリンの生徒さんたちの上達ぶりがとても嬉しい。
4月に始めたグループレッスンの生徒さんたちはまだ10ヶ月なのに!ってくらい上達しているし、積極的に質問をしてくれます。
個人レッスンの生徒さんも、これまでの癖や埋まっていない面と向き合って変化が目に見えるし、意識も高まっている。
皆さん、本当に素晴らしい。好きこそものの上手なれ✨

生徒から教わることは多い。と、師匠たちは口を揃えて言っていた。
しばらく指導から離れていたから、私はまだ、それを知らない。



マスタークラスの前に立ち寄ったカフェハイヒール
こじんまりとしていて、観光ではなく、日常をまとった外国人もふらっと入ってくる。とても心地のよいところでした。
いつもあまり頼まないティー(スパイス入りなのに甘かった)とチーズケーキを頼んだ。
また行こうピンク薔薇
次はコーヒー×チョコorフルーツ系のケーキが良いな♪
東横線沿いって、好き。みなとみらい線沿いも、かもしれない。全然詳しくないけどね(笑)


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2018年、足掻いて払拭できたことはあったものの、2019年はあまりにしんどかった。
年末に、そんな時期も過ぎたかな?と思える流れになり、今、私らしさが戻ってきているように思う。

久しぶりに、自分を好きになれそう!照れキラキラ
そんな風に思いながら、今年最初の1ヶ月が流れてる。


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