銀行を味方につける (中編)
8月4日のブログで前編を書いてから、
早くも8日が経ってしまいましたので、
そろそろ中編を書かせてもらいます。
まだ前編を読まれていない方はコチラ→■
【05】 目的を伝えることが重要
これは何をプレゼンするに於いても重要です。
金融経済用語では資金使途(しきんしと)と言われます。
つまり「このお金を何に使うのか?」ということが
明確でないと、貸す方も気が乗りません。
企業に融資される場合、資金使途は大きく2つです![]()
『運転資金』と『設備投資』です。
設備投資は、単純に設備にかかる投資です。
例えば印刷事業を始めるので印刷機やパソコンが必要
なので、それを購入するための資金ということです。
しかし、漠然としがちなのが運転資金です。
運転資金とは、経営を行うにあたって必要な資金のことです。
商品や材料の仕入費用や家賃・光熱費・人件費等の経費です。
しかし、これらは設備投資とは違って、予測できない
要素も含んでいます。
月によって、商品や材料の量も変わるでしょうし、
光熱費や通信費だって一定ではありません。
また、設備のように形になって残るものが少ないのです。
そこで重要になってくるのが資金使途の明細書です。
例えば、常時黒字にも関わらず、何らかの災害等で、
売上の回収が2ヶ月程度遅れるのが予測されるとします。
資金がショートしないために、予め3ヶ月分の運転資金を
銀行にお願いすることになったとします。
そういう場合に、銀行側からすると、
『とりあえず3ヶ月分必要だから、600万円貸して欲しい』
と言われる人よりも、
『1ヶ月分の仕入(846890円)+家賃(105000円)+光熱費(56800円)
+人件費(836745円)+通信費(58960円)+広告宣伝費(86000円)
=1990395円 だから3ヶ月分で597万1185円貸して欲しい』
と言われる人の方が信用しやすく貸したい気持ちも増します。
いまの時期、夏休みの宿題を抱えた子供が、お母さんに
『宿題は絶対にしあげるから、遊びに行っていい?』
と質問するよりも、
『算数は1日3ページ、漢字は1日6ページ、図工はこの工程でやると
8月20日までには終わる予定にしているから遊びに行っていい?』
と質問する方が、お母さんもOKを出しやすくなるのと同じです。
外食産業の『豚肉1日7000キロ、 卵1日5万個、 鶏肉3000キロ、
餃子1日100万個・・・』 それは関係無い![]()
数字の明細を正確に出すことによって、銀行員が仕事しやすくなり、
複数の案件の中から優先的に処理してもらいやすくなるのです。
【06】 彼を知り己を知れば百戦して殆うからず
これは孔子の名言ですが、
(かれをしりおのれをしればひゃくせんしてあやうからず)
敵と味方の情勢を知ってその優劣短所を把握していれば、
例え100回戦ったとしても敗れることはないということです。
ここで大事なのは、相手の長所短所だけでなく、
自分の長所短所も見極めておくことです。
これは国も政党、仕事、恋愛に於いても。
理想は戦わずして勝つということ。つまり不戦勝です。
打ち負かすより、丸く収めることが両者幸せになります。
相手(銀行)が理想とする借りてであることを
アピールしやすくなります。
【07】 単位は『千円』
提出する資料は、全て『千円単位』にすることです。
1000000円は、100万円ではなく、1000千円。
58000円は、5万8000円ではなく、58千円。
一般人は見慣れていないので、すごく違和感があります。
しかし、これが銀行の言語だとしたら、
我々の感覚の全く逆になってしまうのです。
銀行内部の資料は全て『千円単位』に統一されているので、
お客様から『一円単位』や『万円単位』の資料を預かると、
まずしなければいけないのは、資料を『千円単位』に直すこと。
つまり、資料に目を通してもらう前に、一つ無駄な仕事を
してもらわなければいけないということになります。
そういう現状の中、優先的に案件を進めてもらおうと思えば
『一円単位』や『万円単位』でなく、『千円単位』の
資料を作って提出することだとわかります。
【08】 時系列で考える
前段階で必要なのは、比較貸借対照表と比較損益計算書。
つまり、現在の会社の状況がどうかというのだけが
重要なのではなく、過去からの流れを知るのも必要だということです。
例えば女性のダイエットに例えるとしましょう。
元々68kgの人が2年かけて48kgのダイエットに成功したとします。
じっくり2年かけて20kgのダイエットに成功した女性は
一見とても素晴しいように見えます。
もちろん、徐々に無理なくダイエットした結果であれば、
素晴しいダイエットだといえます。
しかし2年の間、68kg→61kg→55kg→66kg→53kg→69kg→48kg…
このような変化を経てダイエットしたのであれば、
現在が同じ結果であっても健康体とは言い難いのです。
銀行が付き合いたいと思うのは、起伏が激しい企業より、
じっくり地に足を着けて事業している会社です。
前段階で比較貸借対照表と比較損益計算書をきっちり用意
するためにも、優秀な税理士さんとの付き合いは欠かせませんね。
【後日、後編へ続く・・・】
ART NAGOYA 2011
前日、ほとんど睡眠とれないまま、
8月7日午前10時から名古屋に向って車を走らせました![]()
午後1時半に到着したのは、
ウエスティンナゴヤキャッスルです。
9階までエレベータで一気に上がると、
『ART NAGOYA 2011』
が開催されていました。
展示形式は、先月の『ART OSAKA 2011』と同じく
ホテルの客室にギャラリーさんが1件ずつ入って
作品が展示されています。
作品も良いですが、作品の後ろに見える
ロケーションも、お城好きな私にとっては最高![]()
名古屋城を遮る物も無く、この高さで見れるのですから。
で、色々作品を紹介したいのですが、
京都や大阪の時と違って、声をかけさせてもらっても
なかなか撮影にOKをもらえませんでした。
(ART OSAKA 2011に出ていた作品も多かったです)
その中でも、私が虜になった作品があったので、
その作品を紹介したいと思います。
作家の名前は、深堀隆介さん
。
モチーフは、金魚なんです![]()
この絵も、抽象的に描いてあるのに、
描かれていない部分がリアルに想像できます![]()
それから目を疑った絵がこれ。。。
これらの作品自体は立体なのですが、
金魚自体は、立体物ではなく『絵』なのです。
どういうことかというと、御椀や柄杓は立体で、
その中に少々透明の樹脂を流し込み、絵を描いて、
その上からまた少々樹脂を流し込み絵を描く…。
つまり立体的に重ね塗りすることにより、
上から見た時に立体に見えるというトリックなのです。
初めて見た時、本物の金魚を樹脂で閉じ込めたのかと
思い、ビックリしました
(笑)
今回は1フロアーなのと、客室数が少なかったのと、
前回と作品がかぶってたのと、あまりギャラリーさんと
仲良くなれなかったのと、疲労がたまっていたせいで、
1時間半でまわり切り、会場を後にしました。
せっかく名古屋まで来たので、味噌カツを食べようと、
矢場とん本店へ行きました。
夕方の4時という中途半端な時間にも関わらず、
131席が満席で、さらに行列ができていました。
オーダーしたのは、ひれかつ丼の定食。
トンカツですが、味噌も案外濃くなくて
疲れた体にちょうどいい加減の味でした。
キャベツの千切り、漬物、味噌汁も美味しかったです。
ただ、駐車場が前後に4台しか停められず、
後ろの車が出る時に、前の車の持ち主がアナウンスされ、
その都度、車を移動ささないといけないという
面倒なこともありました![]()
おなかも満たされたとこで、ブラックコーヒーを
片手に、奈良まで無事運転して帰りました。






