奈良・町家の芸術祭 HANARART(はならぁと)三輪編
今日は奈良県桜井市の三輪に行ってきました。
あの三輪そうめんで有名な町です。
まずは総合案内所になっている、
ギャラリー醸
さんに行ってみました。
ギャラリー内では、HANARART関連のグッズが
売られています。
中庭には、向井亜夢さんの作品が広がっています。
2件目は、今西酒造本店。
入ってすぐの場所に聳え立つのは、
安藤栄作さんの作品です。
1本の木を削りだして、上下から手を差し伸べて
いるような像になっています。
その奥にあったのは、谷口和正さんの作品です。
和室や日本の庭と微妙なバランスで立っています。
材質は金属ですが、花の蕾が透けたような作品で
透明感があって美しいです。
で、近づいてよく見ますと・・・
複雑な模様に見えたのは、実は文字でした。
作家さんがおられなかったので、どういうメッセージ
が示してあるのかわからなかったのですが、
インパクトと味のある作品でした。
3件目は、白玉屋榮壽創業店。
創業が江戸時代の弘化(こうか)というから凄いです。
(関が原の戦いより15年程前)
頭上には、なにやら扉があるので、
一瞬、天井裏に続く入り口かと思ったら違いました。
閉店時にこれを天井からバタンと降りてきて、
小さな扉だけを使えるようにできます。
時代劇でもよくみかけますが、こういう仕掛けに
なっていたんですね。
展示されていたのは、フジタマユミさんの作品。
そうそう![]()
このお店の商品は、みむろという最中ですが、
実は現在、販売店は大通りに移転しておられます。
普段は公開されておらず、年に2回だけ公開されます。
もちろん、HANARART三輪の期間23日迄は公開されてますし
何と、最終日の23日はライトアップされて和菓子の
販売もここでされるそうです。
こんな機会は滅多に無いので行ってみて下さいね![]()
4件目は、今西家。
この空間は普段は空家になっていて入れません。
展示されていたのは、野田万里子さんの作品。
一見、お香か石に見えるのですが、実は盛り塩です。
一般的に盛り塩といえば、一種の厄除けや商売繁盛的な
意味にとられがちですが、それ以外のエピソードとして
こんな話があります。
秦の始皇帝には沢山の女性がいて、毎日訪ねる所を
自分で選ぶのは大変なので、牛車に乗り、その牛が
止まった所を晩の宿とすることにした。
三千人の女性の中には賢い女性がいて、自宅の前に
牛の好きな塩を置いた為に、牛車が止まり、その女性は
皇帝から寵愛を受けたらしいです。
日本でも平安時代にこれをした女性がいたとも
聞いたことがあります。
作家の野田さんも、こういうエピソードに大変感銘し
盛り塩に興味を持っていかれたそうです。
作業工程は、塩に工作スプレーで色を付けて、
染まった塩を、盛り塩の型に入れて固めるそうです。
お皿の塩の絵は、まずお皿に付けたい箇所に
デンプン糊を塗って、そこに一色ずつ塗(まぶ)す
とのことでした。
5件目は、池田家。
ここも、そうめん屋さんだったようです。
展示されていたのは、生川和美さんの作品。
大きなキャンバスに油絵で描かれていますが、
写真のようにみずみずしい空気感があります。
6件目は、三輪坐恵比須神社。
大広間には向井亜夢さんの作品が広がっていました。
最後の7件目は、中尾家。
手前の白い線は、いしかわかずはるさんの作品で、
三輪山を表現されています。
展示されていたのは、厚芝ひろみさんの作品です。
地元、三輪の風景を抽象的に描かれたらしいです。
今日は、仕事をちょっと抜け出して、
13時半~14時半の1時間で三輪をまわりましたが、
天気も抜群の秋空と涼しい風が気持ち良かったです![]()
次は土曜日に、宇陀松山に行きたいと思います。
奈良・町家の芸術祭 HANARART(はならぁと)五條新町編
昨夜中は、土砂降りの雨でどうなることやらと
ちょっと心配しましたが、いざとなれば、
『晴れ男』健在です![]()
![]()
お昼の2時前くらいに事務所を出て、
車を走らせること約1時間。
もう15分程走れば和歌山県に突入という
五條市にある新町に行きました![]()
1件目は、中家。
普段は開放されていない場所で、
元々は庄屋だったそうです。
松藤千佳さんの作品がありました。
美しい物にも不気味な所はあるというテーマでした。
2件目は、栗山本家。
重要文化財に指定されています。
ここの住民である画家の栗山直子さんの作品です。
展示作品以外にポートフォリオがあったので
拝見しましたら、ほとんどの作品が人物像でした。
何作品も五條市に寄贈されているようです。
3件目は、山本本家。
約300年前から現在も続く酒屋さんです。
大きな酒甕前に展示されてるのは花谷久味子さんの作品。
さらに奥へと歩いていきます。
雨上がりにこういう道を歩くと気持ちいいですね。
4件目は、まちや館。
離れにある公衆トイレに向かうアプローチには、
明石悠平さんの作品が並べられています。
男子トイレだけでなく、女子トイレや車椅子用の
トイレにまでも、栗のようなキャラクターが
いっぱいいました。藤田りよさんの作品。
まちや館は、政治家(第1次吉田内閣の司法大臣)
木村篤太郎さんの生家です。
廊下も老舗旅館のような雰囲気です。
この先にあったのは、何とCGの作品です。
豊臣秀吉が行った花見に『吉野の花見』と
『醍醐の花見』があり、その『醍醐の花見』を
モチーフにした襖絵がこれです。
それにしても、立派な和室だらけです。
写真奥にある階段箪笥を使い2階へ昇りました。
すると、目の前に現れたのは、満開の紅葉。
やや暗い空間に映える赤。
紅葉が描かれたいくつもの扇子が天井から
吊るされるという展示方法は迫力がありました。
5件目は、前防邸。
元々はお医者さんの家で、この離れと蔵を
今年の12月から宿泊施設として開放する
らしいです。
広い庭にある塘路や庭石に奇妙な物が絡んでます。
これらは山本麻世さん
の作品で、工事現場で使用
する紅白の『立ち入り禁止』のビニールテープを
編んで、その場所場所に置いてあるオブジェに
絡ませるというスタイルの作品です。
山本さんはヨーロッパやアジアで活躍されていました。
和室に屏風のようにキャンバスを広げてあるのは、
堀口知子さんの作品です。
6件目は、ジャパニーズレストラン源兵衛。
庭からの佇まいも美しかったのですが、
タイムリミットも際どかったので、
そのまま中へ案内してもらいました。
変な塊の一部から、小さな芽が出ている
『小さな大地』シリーズです。
金属製や木製があります。
木製は、こういう風景にも溶け込みますね。
この方が作家の辰己忠良さんです。
ちなみに、偶然ですが
9期下の大学の後輩でした(笑)
最後は、まちなみ伝承館。
あまり見かけない作風だなぁと思ったら、
チェンポン タクサポンチャイさんという
海外の方でした。
実際にお会いしましたが、閉館時間オーバー
していたのと、日本語が話せないということで
交流はできませんでした。
ここでも、山本麻世さんと再会したので、
私がアートサポートに向けての活動している
主旨を伝えて、名刺交換しました。
また今後も何かでつながっていければ良いなと
わくわくしながら、五條市を後にしました。









































